目次
経理事務に向いてる人の特徴
経理事務になるには?

経理事務に向いてる人の特徴

経理事務の仕事内容を大まかに把握したら、次は自分に合っているかどうかを確認しておきましょう。

漠然と経理事務の仕事に就きたい、一般事務からキャリアアップのために経理事務を何となく目指しているという方もいますが、いざ就職してみると自分には合わないことが分かる場合があります。

そのようなミスマッチを防ぐためにも、まずは適性を判断することをおすすめします。ここでは、経理事務に向いている人の特徴を3つ取り上げます。

特徴①デスクワークが好き

経理事務員は基本的にデスクワークです。一日中、机の前に座っていることもあります。そのため、長時間のデスクワークが苦にならない人がこの仕事に向いています。

飽きっぽい性格の人は、室内で大量の書類を整理したり、長時間パソコンに向き合ってデータ入力をしなければならないので、これらの仕事をつまらないと感じるかもしれません。

また、最初はよくても、毎日毎日、何ヶ月も、何年も同じ環境で同じ作業を黙々と続けるのが耐えられないという人は、経理事務ではなく、変化のある営業やその他の部署での仕事を考えた方が良いでしょう。

特徴②几帳面

また、「几帳面」な性格の人もこの仕事に向いています。なぜなら、帳簿の記録と実際のお金の流れに1円のズレもないようにしなければならないからです。

会計帳簿は税務上7年間の保存が義務付けられていますが、会社の財務諸表は永久に保存されます。言い換えれば、会社が存在する限り、自分が作成した伝票は残ります。

ミスがないように二重三重にチェックする体制は整っているかもしれませんが、一番良いのはミスがないようにすることです。

【経理事務】とは?仕事内容から給料まで詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

経理は毎日、領収書や契約書、稟議書などさまざまな書類を扱い、それらを正確に入力し、ファイリングしていく必要があります。

整理整頓ができる几帳面な性格であれば、オフィスワークを効率的に行うことができます。このように、細かい作業が得意で、それに集中できる人は、経理でも成功しやすいですので、ぜひ経理事務を目指してください。

特徴③物事を計画立てて進められる


経理の現場では、経費の処理や決算など、月単位や年単位で定期的に発生する作業があります。そのため、計画的に物事を進めたり、期日までに行うことが得意な人が経理事務に向いています。

経理事務になるには?

それでは、経理事務になるためにはどうすればいいのかも確認しておきましょう。経験の有無にもよりますが、簿記やパソコンのスキル、またコミュニケーション能力があるかどうかは大切な要素となります。

経理事務に必要な資格

未経験で経理事務の仕事に就きたいのであれば、簿記を学んで資格を取得すると良いでしょう。簿記の資格はいくつかありますが、「日商簿記検定」がおすすめです。

日商簿記検定には、3級(初級)、2級(中級)、1級(上級)の3つのレベルがあります。中途採用の場合は、2級以上の取得が望ましいとされています。職種によっては、日商簿記検定2級の取得が求められる場合もあります。

また、基本的なパソコンスキルも身につけておく必要があります。経理事務では、会計ソフトやエクセルを使うことが多いです。

エクセルの基本的な関数の使い方を覚えておくと、経理の仕事を始めたときに使えるようになります。会計ソフトは職場によって使い方が異なるので、入社してから使い方を覚える必要があります。

また、経理の仕事はお客様との交渉はほとんどありませんが、社内の他部署との交渉は多くあります。営業や総務など、他の部署と情報を共有しながら仕事を進めていかなければなりません。そのため、社内でのコミュニケーション能力が求められます。

経理事務の給料はどれくらい?

では、経理事務員の給与事情はどうなっているのでしょうか。経理事務員の給与は、会社の規模や本人のスキル、実務経験などによって大きく異なります。

一般事務員の平均年収は300万円~430万円ですが、経理事務員の年収は、経験を積めば積むほど一般事務員よりも高くなる傾向にあり、専門性の高い仕事であるため、できる仕事が増えれば増えるほど給料も高くなります。

【経理事務】とは?仕事内容から給料まで詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

未経験の場合、最初の給料は少ないかもしれませんが、「日常業務」から「月次業務」「年次業務」と徐々に仕事を任せてもらえれば、キャリアを重ねるごとに給料も上がり、やりがいにもつながります。

また、大企業の経理の重要なポジションを任されると、年収が700万円を超えることもあるので、明確なキャリアゴールを設定しやすいと言えます。