オオカミとヒツジの配分

全部がオオカミでもソマリアとか戦争直後の日本みたいになってしまうので、そこそこの配分がいいわけですが、今の日本の場合、ヒツジの割合が異常に高くなりすぎています。年老いて毛も刈れないしジンギスカンにもならないようなのばかりが3割です。しかし干し草は食うし薬代も凄い。半分ボケているので一頭がパニックで走り出すと一緒にメーメー転びながら走り出します。

ヒツジしかいない社会ではオオカミは異端児です。
社会の多くの消費はオオカミによってもたらされているのに、パニックになったヒツジが一斉に走り出すと数の少ないオオカミにはどうすることもできないのです。踏み潰され、川に押し込まれます。

一番の要は、オオカミとヒツジは↑のように全く根本的な価値観が異なるので、話しても全く話が通らないことです。時間の無駄です。

ちなみに反ワクにはオオカミ系とヒツジ系がいます。オオカミ系はわりと正しい認知で「ハイリスク層は打つべきだが自分はいらん」といいますが、ヒツジ系は「何が何でもワクチンは悪だ、陰謀だ、5Gだ、ナノロボットだ」ですね。

「人間社会の大多数のヒツジ」からはじまるコロナ災害
AzmanJaka/iStock(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

文・永江 一石

編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年1月13日の記事より転載させていただきました。

文・永江 一石/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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