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雪を思わせる白に照らされた「幸せの鐘」
幸せの鐘を鳴らそう

「恋人たちの聖地」と呼ばれるものは全国各地に存在するが、ここ札幌も例外ではない。
札幌市営地下鉄東西線、札幌中心部にほど近い「円山公園駅」からバスで10分ほど。そこに藻岩山という、標高530mほどの小高い山がある。
そこから見渡せる夜景は札幌名物で、(一社)夜景コンベンション・ビューローが選定する新・日本三大夜景に選ばれている。

雪を思わせる白に照らされた「幸せの鐘」

山頂の展望台には(特定)地域活性化支援センターによって「恋人の聖地サテライト」に選出された「幸せの鐘」がある。

幸せの鐘を鳴らそう!恋人たちの聖地「藻岩山展望台」行ってみた!
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

筆者が展望台に降り立ったのは夜。ロープウェイとミニケーブルカーを乗り継いで展望台にたどり着き、建屋を出れば、雪を思わせる真っ白なLEDに照らされて、幻想的な雰囲気を醸し出す「幸せの鐘」が出迎える。

展望台からあたりを見渡せば、眼下に広がる札幌市街地を一望できる。

幸せの鐘を鳴らそう!恋人たちの聖地「藻岩山展望台」行ってみた!
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

札幌の夜景の特徴として、オレンジ色の灯りが多いことが挙げられる。街灯に使われている灯りにナトリウム灯が多いのがその理由だ。そのため、展望台から見える市街地もオレンジ色に輝いている。かつてナトリウム灯はトンネルの照明として使用されていたが、技術革新が進んで徐々にLEDが灯りの主流となり、2020年には日本での製造・輸入が禁止された。

幸せの鐘を鳴らそう

恋人同士のふたりで「幸せの鐘」を鳴らせば、二人の愛を祝福するかのような、澄んだ音が周囲に鳴り響く。

美しい鐘と共に記念撮影するのはもちろん、周囲の手すりにはワイヤーが通されており、南京錠が取り付けられるようになっている。「愛の鍵」と呼ばれるハート型の南京錠をワイヤーに通して鍵を留めると、二人の愛はずっと続くという。