
明治安田生命J1リーグの柏レイソルは、リーガMX(メキシコ1部)のフアレスへ期限付き移籍していたブラジル人FWペドロ・ハウル(25)の獲得を目指すクラブに対して高額の移籍金を要求しているようだ。15日、ブラジル紙『O DIA』が伝えている。
ペドロ・ハウルは昨年9月21日にフアレスへの期限付き移籍すると、リーガMXでは8試合中6試合で先発出場して2ゴール1アシストをマーク。フレアス幹部は今月8日からシーズン後半戦がスタートするのを前に、同選手の慰留に努めていた。しかし、両者が合意に達することはなく今冬退団が確実になったと、メキシコ紙『RECORD』が今月10日に報じていた。
また、ブラジル国内の複数メディアは、ペドロ・ハウルが柏レイソルで2022シーズンの構想に含まれていないほか、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のECジュベントゥージやカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のヴァスコ・ダ・ガマがレンタルによりオファーを提示したと報道。ペドロ・ハウル本人はヴァスコ・ダ・ガマへの移籍にこだわっていると伝えられている。
その中、ペドロ・ハウルのインスタグラムアカウントにおける今年1月1日の投稿に対して、今月14日にヴァスコ・ダ・ガマへ加入したブラジル人MFブルーノ・ナザリオ(26)が「来てくれ!」とメッセージを寄せていることが、現地で話題を呼んでいる。
ただ、『O DIA』の報道によると、柏レイソルは移籍金として100万ドル(約1億1000万円)を求めているとのこと。ペドロ・ハウルの獲得に高額な移籍金を要することから、ヴァスコ・ダ・ガマはブラジル1部クラブとの争奪戦において劣勢に立たされているという。また、ヴァスコ・ダ・ガマはすでにペドロ・ハウルの代替候補としてアルゼンチン人エマヌエル・ジグリオッティ(34)をリストアップしているようだ。
なお、柏レイソルは昨年1月、ブラジル1部のボタフォゴFRからペドロ・ハウルを獲得する際、移籍金として500万レアル(約1億300万円)を支払うほか、ボタフォゴFRが20%の保有権を持つことで合意に達していたと伝えられている。高額の移籍金を支払って獲得しているだけに、柏レイソルはブラジル国内クラブとの交渉で強気な姿勢を見せているようだ。
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