
柏レイソルからリーガMX(メキシコ1部)のフアレスへ期限付き移籍していたブラジル人FWペドロ・ハウル(25)を巡って、ブラジル国内で争奪戦が繰り広げられているようだ。14日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
同選手は昨年2月にブラジル国内の複数クラブから関心を寄せられる中、当時カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)に降格したボタフォゴFRから柏レイソルへ完全移籍。昨年4月下旬にチームへ合流すると、6月下旬に行われたJ1リーグ第20節・湘南ベルマーレ戦からリーグ戦6試合連続で先発出場。しかし、8月下旬以降に行われた第25節・サガン鳥栖戦を最後に出番がなくなると、9月21日にフアレスへの期限付き移籍が正式決定していた。
そんなペドロ・ハウルは、リーガMXで8試合中6試合で先発出場して2ゴール1アシストをマーク。リーガMXは昨年11月に前半戦を終えると、今月8日から後半戦がスタート。しかし、同選手は後半戦の初戦でベンチ外となっていた。
ペドロ・ハウルの去就については、フアレスがシーズン前半戦で活躍していた同選手の慰留に努めたものの、両者の間で合意に達することはなく今冬退団が確実になったと、メキシコ紙『RECORD』が今月10日に報道。また、柏レイソルがペドロ・ハウルを2022シーズンの構想に含めていないほか、すでにヴァスコ・ダ・ガマからのオファーを受け取っていると、13日にブラジルメディア『BOLA VIP』が伝えている。
その中、『グローボ』の報道によると、ブラジル2部のヴァスコ・ダ・ガマが選手サイドとの交渉を進める中、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のECジュベントゥージが柏レイソルに対して1年レンタルでの獲得オファーを提示した模様。ペドロ・ハウル本人は1部クラブ移籍の可能性があっても、ヴァスコ・ダ・ガマへの移籍にこだわっているという。一方、ヴァスコ・ダ・ガマは厳しい財政状況にある中、条件面で柏レイソルを納得させる方法を考えているようだ。
すでに複数クラブからの関心を寄せられているペドロ・ハウル。母国で再起を図ることが既定路線と伝えられる中、自身の望みが実現することはあるのだろうか。
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