
かつて明治安田生命J1リーグのFC東京でプレーしていたブラジル人FWムリキ(35)が、ブラジル国内の古巣に復帰した。
ムリキは2016年12月にFC東京を退団した後、一度母国に戻ったが、2017年7月に広州恒大(現広州FC)へ再加入。2019年に石家荘永昌足球倶楽部へ移籍すると、今季は8月に中断期間を迎えるまでリーグ戦14試合中11試合に先発出場。うち9試合ではゲームキャプテンを務めていたが、先月12日のリーグ戦再開以降は全試合でメンバー外となっていた。
ブラジルメディア『グローボ』は先月中旬、本人は当初アジアでプレーを続けることを望んでいたが、コロナ禍で家族が中国政府に入国を許可されないと報道。家族との時間を大事にするためにも、今季限りで石家荘永昌を退団する決断を下し、クラブと契約解除で合意したと伝えていた。
そして先月下旬には、ムリキが『グローボ』のインタビューに応じると、アヴァイFCの幹部と交渉を行っていることを告白。同選手は2007年と2009年の2度にわたりアヴァイFCでプレーしていた。
すると今月14日になって、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)昇格を果たしたアヴァイFCへの復帰が正式決定。契約期間は2022シーズン終了後までの1年となっている。
なお、ムリキはブラジル国内の複数クラブや中国スーパーリーグの広州恒大、カタール1部のアル・サッドをへて、2016年3月にアル・サッドからFC東京へレンタル移籍により加入。2013年にAFC年間最優秀外国人選手賞を獲得していたこともあり注目を集めたが、J1リーグ19試合の出場で4ゴールという結果に終わり、2016シーズン終了後に退団していた。
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