Aリーグ（オーストラリア1部）のアデレード・ユナイテッドは14日、2021シーズン限りで清水エスパルスを退団したFW指宿洋史（30）の獲得を公式発表している。
柏レイソルの下部組織出身である同選手は、ジローナやセビージャなどスペイン国内の複数クラブや2012年当時ベルギー2部のKASオイペンをへて、2014年7月にアルビレックス新潟へ完全移籍。その後はジェフユナイテッド市原・千葉や湘南ベルマーレでプレーし、昨年1月に清水エスパルスへ加入していた。
しかし、2021シーズンはブラジル人FWチアゴ・サンタナ（28）やFWカルリーニョス（27）らとのポジション争いでおくれをとり、J1リーグで14試合の出場にとどまると、昨年12月30日に契約満了により清水エスパルスを退団。しばらく無所属状態となっていたが、今月14日になって新天地が決定している。
指宿洋史はアデレード・ユナイテッドへの加入について「南オーストラリアに来れたこと、そしてアデレード・ユナイテッドと契約できたことをとてもうれしく思っています。Aリーグはとても競争力がありますし、何年も前からレベルが上がっているのを見てきたので、この新たな挑戦を楽しみにしています」
「残りシーズンでできるだけチームの力になることが目標です。新しいチームメイトに会い、ホームサポーターの前でプレーするのが待ちきれません」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。
なお、アデレード・ユナイテッドは今冬の移籍ウィンドウで、かつてV・ファーレン長崎でプレーしていた元オーストリア代表FWベン・ハロラン（29）をKリーグ1（韓国1部）のFCソウルへ放出。また、元U23オーストラリア代表MFステファン・ムーク（26）もファジアーノ岡山への移籍が濃厚となっていることから、攻撃陣の強化を課題に掲げていた。
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