
元日本代表MF香川真司(32)は今月10日、シント=トロイデンVV(STVV)への加入が正式決定している。その中、ベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』は13日、同選手が今週末にもデビューする可能性があると報じた。
香川真司は昨年1月にギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)の強豪PAOKへ加入。2020/21シーズンの後半戦では一定の出場機会を得ていたが、今季はラズバン・ルチェスク監督の構想外に。昨年12月18日に今年6月まで残っていた契約を解消すると、年明けにSTVVへの加入を決断。今週なかばに東京都内で入団会見を行っている。
一方、STVVは今月8日に選手やクラブスタッフ、それにベルント・ホラーバッハ監督などあわせて13名の新型コロナウイルス陽性を発表。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)の中断期間中に予定されていたスペイン合宿が中止になるなど、万全な準備ができない中で今月15日のクラブ・ブルッヘ戦に臨む。
その中、『ヘット・ラーツテ・ニウス』の報道によると、香川真司は14日に現地でメディカルチェックを受けるとのこと。またクラブ・ブルッヘ戦でデビューする可能性については「まだ早すぎる。チームメイトとの練習がせいぜい1回だ」としつつも、中盤センターで複数名の離脱者を抱えていることから、ホラーバッハ監督が香川真司をベンチに置く可能性があるという見解を示した。
なお、STVVはリーグ戦21試合を終えた時点で7勝3分11敗、勝ち点24の13位と苦戦を強いられている。ボルシア・ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドなど、ビッグクラブでのプレー経験を持つ香川真司が、新天地で本来のパフォーマンスを発揮できるのか注目が集まる。
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