
リーガMX(メキシコ1部)のフアレスへ期限付き移籍していたブラジル人FWペドロ・ハウル(25)は、明治安田生命J1リーグの柏レイソルに復帰しないようだ。13日、ブラジルメディア『BOLA VIP』が伝えている。
同選手は昨年2月にブラジル国内の複数クラブから関心を寄せられる中、当時カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)に降格したボタフォゴFRから柏レイソルへ完全移籍。昨年4月下旬にチームへ合流すると、6月下旬に行われたJ1リーグ第20節・湘南ベルマーレ戦からリーグ戦6試合連続で先発出場。しかし、8月下旬以降に行われた第25節・サガン鳥栖戦を最後に出番がなくなると、9月21日にフアレスへの期限付き移籍が正式決定していた。
そんなペドロ・ハウルは、リーガMXで8試合中6試合で先発出場して2ゴール1アシストをマーク。リーガMXは昨年11月に前半戦を終えると、今月8日から後半戦がスタート。しかし、同選手は後半戦の初戦でベンチ外となっていた。
ペドロ・ハウルの去就については、フアレスがシーズン前半戦で活躍していた同選手の慰留に努めたものの、両者の間で合意に達することはなく今冬退団が確実になったと、メキシコ紙『RECORD』が今月10日に伝えていた。
その中、『BOLA VIP』の報道によると、柏レイソルはペドロ・ハウルを2022シーズンの構想に含めていない模様。また、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のクラブが関心を寄せる中、2部のヴァスコ・ダ・ガマがすでにオファーを提示している模様。ヴァスコ・ダ・ガマはレンタル移籍での獲得を望んでいるほか、ペドロ・ハウル本人もヴァスコ・ダ・ガマのプロジェクトを気に入っているという。
なお、柏レイソルは今月15日に新体制発表会を行う予定となっている。ブラジル人MFドッジ(25)ら複数の外国籍選手の残留が濃厚とみられる中、ペドロ・ハウルは新体制発表会で姿を現さない可能性が高いようだ。
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