
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)に降格したグレミオは、徳島ヴォルティスに所属するブラジル人DFカカ(22)の獲得を諦め、FC東京所属の元ブラジル代表DFブルーノ・ウヴィニ(30)にターゲットを切り替えたようだ。12日、ブラジルメディア『RádioCom』のジャーナリストが伝えている。
同選手はトッテナム・ホットスパー、ナポリ、エールディビジ(オランダ1部)のトゥウェンテなどをへて、2016年から中東の複数クラブでプレー。2020年にはサウジアラビア1部のアル・イテハドに所属していたものの、クラブが経営難に陥ると契約解除により退団。昨年1月にFC東京へ加入していたが、2021シーズンはJ1リーグでわずか2試合の出場にとどまっていた。
また、FC東京は、今月7日に新戦力や契約更新を行った選手の背番号を発表。2021シーズン途中に復帰した日本代表DF長友佑都(35)が「50」から「5」に変更となる一方、2022シーズンのメンバーにウヴィニの名前は含まれていなかった。
その中、『RádioCom』の報道によると、守備陣の強化を目指すグレミオは現在ウヴィニの代理人と交渉を進めているとのこと。また、ブラジルメディア『グローボ』は今月8日、グレミオがカカの獲得でおおむね合意に達したと報じていたが、徳島ヴォルティスが売却に応じなかったという。
なお、グレミオは昨年5月にユベントスからブラジル代表MFドウグラス・コスタ(31)をレンタルにより獲得するなど、戦力強化を行っていたが、2021シーズンは序盤から苦戦。9月に一時期2部降格圏を脱したものの、その後は再び黒星が先行。ECバイーアやスポルチ・レシフェ、ECジュベントゥージなど複数クラブとの1部残留争いを繰り広げる中、11月には3連勝で盛り返したものの、16位のECジュベントゥージとわずか3ポイント差の17位で終えていた。
そして2022シーズンの2部降格が決まると、財政面で余裕がないこともあり、昨年12月16日にかつてアルビレックス新潟でプレーしていたブラジル人DFブルーノ・コルテース(34)、元バイエルン・ミュンヘンのDFラフィーニャ(36)、FWディエゴ・ソウザ(36)の3選手が契約満了により退団することを発表している。
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