
かつて日本代表の一員として3度FIFAワールドカップの舞台に立ったMF本田圭佑(35)は、2020年に当時カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)所属だったボタフォゴFRでプレーしている。そんな本田圭佑の振る舞いについて、エドゥアルド・バロッカ元監督が憤りを感じていたことを明かした。11日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。
本田圭佑は、ロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)の強豪CSKAモスクワやセリエAの名門ACミラン、リーガMX(メキシコ1部)のパチューカなど複数クラブでプレーした後、2020年1月にボタフォゴFRへ加入。リーグ戦で18試合に出場して2ゴールをあげたほか、9試合ではキャプテンマークを巻いてプレー。ただ、クラブが2部降格の危機に直面する中で監督交代を繰り返すクラブ首脳陣のマネジメントに対する不満をあらわにすると、2021年1月末に契約満了により退団していた。
バロッカ氏は2020年12月上旬にボタフォゴFRの監督に就任。当時、クラブは10月上旬から8試合つづけて未勝利と苦戦を強いられていた。その中、12月10日に迎えたサンパウロ戦で、同氏は本田圭佑を先発メンバーから外す決断を下したものの、0-4と惨敗している。
そのサンパウロ戦前の出来事についてバロッカ氏は「私がボタフォゴにやって来た時、私はコロナを患って自宅にいた。それで水曜日(12月10日)にサンパウロとの対戦を控えていたわけだが、月曜日にホンダから通訳を介してWhatsAppでメッセージが届いたのさ」
「お互いにまだ交流がなかったので、彼は自己紹介も兼ねた上でサンパウロ戦のアイデアを伝えてきた。文化的なことや戦術面の枠組みなどについて言ってきたのさ」
「私は『自分のチームを作りたいのなら、監督になれよ』と彼に伝えたね。そして(アシスタントコーチの)フェリペには『彼を(先発メンバーから)外して、他の選手を使おう』と伝えたよ」とコメント。同選手のコミュニケーションの取り方に立腹していたを明かしている。
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