【2】スマホは使い方が分からない
70歳以上の高齢者になると、物理ボタンのないスマホは使い方が分からないという人が多い。画面上のボタンをスライドさせて電話に出る操作が理解できず、結局は「ガラケーに戻したい」と言い出す人も多いと聞く。
また、高齢者はスマホをギュッと握ってしまう人が多く、自分でも気づかないうちに画面を触っているのだ。そのため、画面が勝手に切り替わってパニックに陥ってしまうケースをよく見かける。
さらに、スマホは使える機能が多すぎて何度教えても操作が覚えられない人が多い。筆者の義母には何度もLINEの操作方法を教えているが、いまだにLINEが既読になることはない。また、義父は筆者と会うたびに、着信履歴と電話帳画面の切り替え方を聞いてくる。
このように、人にもよるが筆者の印象では60歳後半から70歳前半までがスマホを使いこなせるかどうかのボーダーラインだと感じている。

(画像=「写真AC」より引用、高齢者はスマホに着信があっても操作が分からず、間違って電話を切ってしまう人も多い、『オトナライフ』より引用)
【3】スマホの料金は高いと思い込んでいる
「ahamo」や「povo」などの登場によって、現在、スマホの料金は劇的に安くなっており、月3GBなら月額1,000円以下で利用できる。
しかし、それ以前のスマホの料金は安くても3,000~5,000円程度はしていたので、いまだにスマホは料金が高いと思い込んでいる高齢者は少なくないのだ。
ただし、ドコモでは月額550円の「エコノミーMVNO」の取り扱いも開始しているので、今後は高齢者の間でも徐々にスマホの料金は高くないことが認識されるだろう。エコノミーMVNOについては→こちらで詳しく解説している。

(画像=「写真AC」より引用、ntt.com、NTTグループの格安SIM「OCN モバイル ONE」が提供する「エコノミーMVNO」は月0.5GB+無料通話10分付きで月額550円という激安プラン。ドコモや家電量販店のドコモコーナーでも申し込める、『オトナライフ』より引用)