ガラケーは5日以上充電しなくていいのが安心!
もちろん、現在では「OCN モバイル ONE」や「LINEMO」といった音声通話付+データ月3GBプランが月額990円という安さなので、逆に2台持ちのほうが高くついていることは筆者も承知している。
しかし、それはここ1~2年ことであり、それまではスマホの月額利用料はずっと高かったのだ。そして、筆者が今でも2台持ちにしている理由はほかにもある。
筆者がガラケーを捨てられない理由のひとつは、まず、スマホは毎日充電しないとバッテリーがなくなってしまうのが煩わしいこと。万一、大事な電話がかかってきたときに、バッテリー切れになるのが不安なのだ。
その点、ガラケーは待ち受けにしておけばバッテリーを全然使わないので、今でも5日間くらいは放置しておける。つまり、ガラケーにはいつでも電話に出られるという安心感があるというわけだ。

高齢の親がいる限りガラケーは捨てられない!
10年前は、友だちや家族、会社の同僚などとの連絡は、通話とキャリアメールを使うことが多かったが、LINEが普及してからは、キャリアメールで連絡してくる人はいなくなった。
電話も親や会社の同僚などから緊急の業務連絡がくるくらいで、ガラケーは事実上待ち受け電話専用となっている。
それでもガラケーを捨てられないのは、やはり90歳近い実家の親がいまだにガラケーを使っているから。そしてドコモのファミリー割引で無料電話できるのが大きい。
ちなみに、「無料の楽天電話を使えばいいのでは?」と思われるかもしれないが、070の違う番号で着信するので田舎の友だちなどに電話をすると出てくれなかったり、毎回、「元の電話番号は生きている」ことなどを説明するのが面倒くさい。
ということで、正直言って親がスマホに乗り換えてLINEをしてくれれば、ガラケーはもういらないと思っている。自宅のFAXも!
とはいえ、高齢者にスマホを持たせるのは大変だ。筆者と同居している義理の母親は70歳を超えているが、先日ようやくガラケーが壊れたのでスマホに乗り換えさせた。
ところが、最初は意図せず指が触れて画面が勝手に切り替わってしまうとパニックになる。「ホームボタンを押せば元に戻る」と何度か教えて、最近はやっと覚えてくれたようだ。
もっと困ったのがLINE。何度も義母にLINEの使い方を教えているが、いまだにLINEがどういうものか理解できていないようで、いくらLINEを送っても既読になることはない。トホホ……。

いかがだろうか? 現在、30歳代の人なら親はまだ60歳代だろう。その場合はガラケーから乗り換えてもすんなりスマホを使いこなせると思う。
オトナライフでも「田舎の親にどうやってスマホを持たせるか?」という記事を書いている。実際にこの方法で、70歳の親にスマホを持たせた結果、幸いにもiPhoneを使いこなして毎日のようにLINEで写真を送って来るそうだ。
だが、40歳や50歳代の親は70~90歳くらいの高齢者になるため、今さらガラケーからスマホに乗り換えるのは難しい。この高齢の親がスマホに乗り換えてくれない限り、その子ども世代もやはりガラケーをなかなか捨てられないのである。
●総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(令和3年度第2四半期(9月末))(公式)
文・すずきあきら/編集・ライター/提供元・オトナライフ
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