
明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスや北海道コンサドーレ札幌に在籍した過去をもつポルトガル人FWウーゴ・ヴィエイラ(33)は、ルーマニア1部のウニヴェルシタテア・クラヨーヴァを退団したようだ。8日、ルーマニアメディア『DIGI sport』が伝えている。
同選手は2017年から2シーズンにわたり横浜F・マリノスに在籍。2018シーズン終了後に一度日本を離れたものの、2020年10月末に北海道コンサドーレ札幌へ加入。しかし、公式戦での先発出場はなく、2020年12月に退団が公式発表されていた。その後は半年以上にわたり無所属状態となったが、昨年7月にルーマニア1部のウニヴェルシタテア・クラヨーヴァと1年契約を結んでいた。
そんなウーゴ・ヴィエイラは今季ここまでリーグ戦9試合に出場し、1ゴールをマーク。しかし、ウニヴェルシタテア・クラヨーヴァがリーグ側に提出した選手登録書類に不備があったことを受けて、ウーゴ・ヴィエイラら外国籍選手4名をリーグ登録メンバーから除外。トップチームのトレーニングに参加させず、セカンドチームで個別トレーニングを課しているほか、10月以降は給与を支払っていなかったという。
そして、ウニヴェルシタテア・クラヨーヴァは今月7日、クラブ公式のFacebookページでウーゴ・ヴィエイラら4選手との契約を一方的に打ち切ったことを公式発表している。
なお、昨年12月の時点で、ウーゴ・ヴィエイラら4選手は全体トレーニングに参加させないクラブの方針に対して異議を唱えていると、ルーマニアメディア『gsp』が報道。くわえて、契約終了までの給与を受け取るためにも、国際サッカー連盟(FIFA)に提訴する姿勢を見せていると伝えられていた。今回の一方的な契約打ち切りを受けて、4選手がどのような反応を見せるのか注目が集まる。
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