
明治安田生命J1リーグの清水エスパルスは、すでにスポルチ・レシフェに所属するブラジル人FWミカエル(22)の獲得を諦めている。その中、ミカエルの代替候補であるセアラーSCのブラジル人FWクレーベル(25)獲得に近づいているかもしれない。7日、ブラジル紙『O DIA』が伝えている。
身長195cmをほこるクレーベルは、バルバラCEやグアラニーSCなどブラジル国内の複数クラブをへて、昨年3月にバルバラCEからセアラーSCへ完全移籍。ただ、今季はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)全38試合中14試合の先発出場にとどまり、わずか3ゴールと結果を残せなかった。
清水エスパルスはすでにクレーベル獲得にむけてセアラーSCとの交渉を進めていると、昨年末にブラジルメディア『FUTEBOL INTERIOR』が報道。今月中旬にも結論が出る可能性があると伝えていた。
その中、『O DIA』はセリエA昇格組のボタフォゴFRがセアラーSCに対してクレーベル獲得のオファーを提示したと報道。これについて、セアラーSC会長の代理人は取材に応じると、オファーがあったことを認めた上で「(ボタフォゴにクレーベルを放出することは)ないね。(オファーの詳細を聞かれても)答えないよ」とコメント。ボタフォゴFRからの獲得打診に応じない姿勢を見せている。
清水エスパルス移籍の可能性が噂されるクレーベルだが、新型コロナウイルスの変異株である『オミクロン株』の感染拡大が収まらないこともあり、日本政府も水際対策を強化している。新規入国者に対する規制がJリーグ移籍実現にむけての障壁となる中、果たして清水エスパルスはセアラーSCとの取引を成立させることができるのだろうか。
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