
明治安田生命J2リーグの大分トリニータは、来週にもカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のECヴィトーリアに所属するブラジル人FWサミュエル(21)を獲得を公式発表する可能性があるようだ。3日、ブラジルメディア『ARENA』が伝えている。
左利きのストライカーである同選手は、昨年にECヴィトーリアのトップチームに昇格。2020シーズンはリーグ戦5試合に出場してプロ初ゴールもあげていた。そして2021シーズンはリーグ戦38試合中15試合でスタメンに抜てきされて2ゴールをマーク。着実に出場機会を増やしていたが、ラスト5試合では出番がなかった。
そんなサミュエルの去就を巡っては、「50万ドル(約5700万円)を受け取り、サミュエルの保有権の51%を売却する」という条件でECヴィトーリアと大分トリニータが合意に達したと、昨年12月下旬にブラジルメディア『グローボ』が報道。現在は日本での就労ビザの発給、そして両クラブによる文書交換を待っているという。
その中、ECヴィトーリアの広報担当者が『ARENA』の取材に対応。同選手の状況について聞かれると「彼が日本で働くためのビザを待っているところだ。彼は昨年末の最終週に書類を提出している。1月中旬までに日本のクラブと契約できるようになるだろう」とコメント。近日中にビザが発給される見通しであることを明かしている。
なお、大分トリニータの外国籍選手では、ブラジル人MFマテウス・ペレイラ(24)がカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ゴイアニエンセからの期限付き移籍期間延長という形で残留することが決定。一方、元ブラジルU-20代表DFエンリケ・トレヴィザン(24)の去就については、今月4日時点で公式発表されていない。
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