スマホアプリだから「必要な時に手元にない」ことがない

 Pixelシリーズの日本語に対応する自動文字起こし機能は、まだ誤認識も目立つものの、筆者の場合は役立つ要素の方が多いので、インタビューなど仕事の現場でも積極的に使っている。先述の通りテキスト化された素材のほかに、音声も記録されるので、曖昧なテキスト変換を音声でダブルチェックできる安心感がいい。

 参加者には事前に了解を得る必要もあるが、ミーティングや会議の様子を音声とテキストに残して、メモ的な資料にしたり、議事録を作成する仕事に携わる方にはPixelシリーズのレコーダーアプリが欠かせないツールになるだろう。

 スマホよりも単機能のボイスレコーダーが使いやすいと考える方もいると思うが、毎日使うスマホに標準されているアプリなので、忘れ物をする心配が少ないし、アプリをさっと起動して使える。難点があるとすれば、録音中にはスマホが使いづらくなることだ。例えば、メインのスマホ以外に中古のPixelシリーズを日本語文字起こしができるボイスレコーダーとして買って使う手もアリではないだろうかと筆者は思う。まだ荒削りな箇所もあるが、よりブラッシュアップされて皆に使いやすいアプリになる可能性が感じられる。2022年はGoogle Pixelシリーズの周辺で「自動音声文字起こし」に関連するトピックがさらにヒートアップしそうだ。

文・フリーライター・山本敦/提供元・BCN+R

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