目次
官僚のキャリアになる方法
官僚のノンキャリアになる方法
官僚のキャリアになる方法

国家公務員試験の総合職試験、上級甲種試験又はI種試験に合格し、採用された人を「キャリア官僚」と呼び、エリートコースを歩んでいる人を指します。そして、キャリアが官僚になると、「キャリア官僚」になるのです。
ですから、国家公務員試験Ⅱ種を受ければ官僚になる道が開かれますが、国家公務員Ⅱ種だからといって、自動的にキャリア官僚になれるということはないのです。
官僚のキャリアに資格は必要なし

キャリア官僚になるために必要な資格は特にありません。キャリア官僚は、国家公務員採用試験を受験して合格し、各省庁に採用されればなることができます。
また、国家公務員採用試験に合格するだけではなく、合格後に各省庁で面接を受け、採用されることが必要です。試験の難易度はかなり高く、合格者の多くは有名大学を卒業した方たちです。
年齢制限は21歳以上30歳未満でないと受験できませんが、キャリア官僚は東大出身者の割合が多いのが特徴です。
国家公務員採用総合職試験に合格すること

国家公務員採用総合職試験に通っていない人がキャリア官僚になることはありません。国家公務員採用総合職試験は非常に難しいので、基礎学力がないと合格は難しいでしょう。中央官庁は非常に優秀な人材で構成されており、国家公務員試験に合格し、さらに学力を磨いて入省を目指します。
官庁訪問で内定を得ること
いわゆるキャリア官僚になるには、国家公務員試験(総合職)に合格し、民間企業と同じように希望する官庁で面接を受け、内定を得る必要があります。この採用面接のことを「官庁訪問」といいます。
官僚のキャリアたちの出身大学

高級官僚、キャリア官僚、警察官僚などキャリア組の多くは、東京大学、京都大学、早稲田大学、慶応大学の法学部、経済学部を卒業した人たちです。ちなみに、最近は東大出身者が増加傾向にあると言われています。
過去3年間(2017~2019年)の国家公務員総合職試験では、1位が東京大学、2位が京都大学、3位が早稲田大学となっています。とはいえ、数字を見ると、東大が圧倒的なのは一目瞭然です。
官僚のノンキャリアになる方法

官僚を語るとき、「キャリア」「ノンキャリア」という言葉をよく耳にします。この2つの言葉は法律で定義されているわけではありませんが、どのような違いがあるのでしょうか。
国家公務員採用一般職試験に合格すること
「ノンキャリア」とは、「国家公務員総合職試験」以外の試験に合格した人を指すことが多いようです。他の試験とは、主に「国家公務員一般職試験」のことです。
「国家公務員一般職試験」は、総合職採用試験よりも難易度が低いと言われています。これは、試験自体が各省庁の中堅幹部や嘱託団体の幹部などを対象としているためです。

ノンキャリアの官僚になるには、その分野のスペシャリストであることが求められます。また、キャリア官僚と協力し、その右腕となることも期待されるでしょう。
官僚のノンキャリアたちの出身大学
国家Ⅱ種試験合格者の出身大学を見ると、全体的に国公立大学、MARCH、関関同立が目立ち、採用人数が多い大学は中央大学法学部でした。学部別では、法学部と経済学部の出身者が目立っています。