
かつて北海道コンサドーレ札幌でプレーしていたタイ代表GKカウィン・タンマサッチャーナン(31)が、タイ・リーグ1(タイ1部)のポートFCへ加入した。4日、クラブ公式サイトが伝えている。
カウィンは2020年12月に北海道コンサドーレ札幌を退団。その後、タイ1部のポートFCからオファーが届いたものの、当時はムアントン・ユナイテッド復帰にこだわっていたこともあり、これを拒否。結局、レンタル元であるジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のOHルーヴェンに復帰していた。
しかし、OHルーヴェン復帰後も2020/21シーズン後半戦でリーグ戦1試合の出場にとどまったほか、今季もここまで公式戦全試合でメンバー外になっていた。
そんなカウィンの去就を巡っては、今月3日に執り行われた父親の葬儀後、代理人がメディアインタビューに対応。その際に、同選手のタイ1部復帰間近であることを明言。具体的なクラブ名の言及には避けたものの、周囲ではポートFCであるという見方が広まっていた。そして、タイ国内の移籍市場最終日である1月4日、ポートFCがカウィンをレンタル移籍により獲得したことを発表している。
なお、カウィンは2008年から10シーズン以上にわたりタイ・リーグ1(タイ)のムアントン・ユナイテッドに在籍すると、2018年1月にOHルーヴェンへ完全移籍。しかし、負傷による長期離脱の影響もあり出場機会を失うと、2020年2月に北海道コンサドーレ札幌へレンタル移籍により加入。ただ、北海道コンサドーレ札幌でもYBCルヴァンカップ2試合の出場に終わり、シーズン終了後に退団していた。
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