スペイン政府観光局は12月16日、旅行業関係者を対象に懇親会を開催しました。対面でのイベントはおよそ2年ぶりです。
観光局長でスペイン大使館観光参事官のハイメ・アレハンドレ氏が観光業の現在の状況とスペインから日本市場へ向けた今後の施策を発表しました。
日本市場へのアプローチを発表
スペイン政府観光局は12月16日、都内で旅行業関係者を対象に年末懇親会を実施しました。
同局局長のハイメ・アレハンドレ氏はスペインから日本市場へ向けた今後の施策を発表しました。日本旅行客の渡航先の歴史遺産や文化芸術、食文化などへの関心が高いことに触れ、2030年には100万人を目指すと述べました。日本人観光客は2019年に68万6,000人を記録しています。
マドリードやバルセロナなどの定番の観光先はもちろん、周辺の地方都市や語学留学、MICEなどの観光素材もPRしていく考えです。
スペインは2021年の夏以降旅行者が回復してきており、8月の航空座席数は2019年の約52%まで回復しました。
2022年は旅行会社を対象としたファムトリップを計画しています。また体験型デスティネーションとしてカナリア諸島のプロモーションも行っていく方針です。
文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ
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