
明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスと名古屋グランパス、それに鹿島アントラーズは、ンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・パラナエンセに所属するブラジル人MFニコン(29)の獲得を逃したかもしれない。12月31日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
ニコンはトップ下をはじめ前線の複数ポジションをこなすユーティリティ性を兼ね備える中、昨季はリーグ戦25試合で先発出場。今季もリーグ戦22試合でスタメンに名を連ねたほか、コパ・スダメリカーナ(UEFAヨーロッパリーグの南米版)ではグループステージ1試合を除き全試合でフル出場し、4ゴール6アシストをマーク。昨年11月20日に行われた決勝・レッドブル・ブラガンチーノ戦では決勝ゴールを叩き出し、チームにタイトルをもたらしている。
そんなニコンは昨年末にアトレチコ・パラナエンセとの契約が満了を迎える中、すでに今冬移籍を決断しているほか、昨年11月にメディアインタビューを受けた際、海外移籍への思いを明かしていた。また、昨年11月末には横浜F・マリノスと名古屋グランパスが同選手にオファーを提示。くわえて、昨年末に鹿島アントラーズからの関心も伝えられていた。
一方で、昨年12月10日になって今季のコパ・リエルタドーレス(南米選手権)優勝クラブであるパルメイラスが2年契約のオファーを提示すると、『グローボ』はサンパウロなどブラジル国内の複数クラブがニコンの獲得を狙っていると報道。さらに、UAEのアル・アインも数カ月前から同選手獲得に興味を示すなど、ブラジル国内外の複数クラブにより争奪戦が展開されていた。
その中、『グローボ』の報道によると、ニコンはブラジル1部のSCインテルナシオナルへ移籍することを決断したとのこと。昨年12月30日に会談が行われると、選手サイドは昨年末にSCインテルナシオナルからの4年契約によるオファーを受け入れており、まもなく公式発表が行われるものとみられる。
昨季開幕前には柏レイソルからの関心が取りざたされるなど、Jリーグ方面から注目されていたが、結局ニコン本人は日本行きを選択しなかったようだ。
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