在宅勤務中のランチでも大活躍

 特に、スパゲティはフライパンでもつくれるが、NE-UBS5Aなら耐熱ボウルに材料を順番に入れて、スマホでレシピを送信してSTRATボタンを押すだけ。鍋でパスタをゆでる手間すらいらない。出来上がったら、ボウルの中をまぜて皿に移す。運転中はキッチンにたたずむ必要もなく、他の作業ができる。食後の洗い物も耐熱ボウルと皿、フォークの三つだけなので、在宅勤務のランチメニューにぴったりで、かなりの頻度で使わせていただいた。

パナソニックの「IoTオーブンレンジ」、スマホファーストでレンジとの付き合い方が変わった
(画像=在宅勤務中のランチメニューでよくつくったスパゲティ。 慣れてくると入れる材料をアレンジすればいろいろ楽しめる、『BCN+R』より 引用)

 最後に、パナソニックがオーブンレンジでスマホファーストを採用したもう一つの大きな狙いを紹介しておこう。それが自分の仕様に合わせて、後付けで必要な機能をアップデートできる「マイスペック」という考え方だ。

「フルスペック」から「マイスペック」へ

 これまでの家電製品はいい機能の製品を買おうとすると、「全部入り」のフルスペック製品を買わなければいけない。そのため「結局一度も使わなかった機能がある」という経験のある人も少なくないだろう。

 スマホファーストであるNE-UBS5Aは、最初に角皿(オーブン皿)は同梱しているが、グリル皿(NE-UG1)やスチームポット(NE-US1)は別売アタッチメントとなる。必要なレシピに応じて後からグレードアップできるので、価格がフルスペック製品よりも低く抑えられる。

 マイスペックというコンセプトは、IoT対応「ライス&クッカー SR-UNX101」でも同じ。キッチンポケットで炊飯メニューを選んで送信できるので、例えば「無洗米炊き」の要・不要など個人のニーズに応じた使い方ができる。炊き方は25通りあるが、そのうち3通りの炊飯コースを登録できる。

 また、休日にごはんを炊いて冷凍保存しておいて、平日はSR-UNX101で煮物などを調理するといった使い方も、キッチンポケットから簡単にできる。

パナソニックの「IoTオーブンレンジ」、スマホファーストでレンジとの付き合い方が変わった
(画像=IoT対応「ライス&クッカー SR-UNX101」も「マイスペック」のコンセプトは同じ、『BCN+R』より 引用)

 話をNE-UBS5Aに戻すと、キッチンポケットに次々に新しいレシピが追加されていく様子も、アップデートが実感できて面白かった。さらにキッチンポケット内から「EATPICK」というコミュニティに参加すれば、同じ機種を使うユーザー同士でレシピや仕上がり画像を見ることができ、それを真似しながらつくることもできる。

パナソニックの「IoTオーブンレンジ」、スマホファーストでレンジとの付き合い方が変わった
(画像=自宅で出来立ての焼き鳥が楽しめるなんてぜいたく、『BCN+R』より 引用)

 EATPICKのレシピに「送信」機能はないが、季節ごとの旬なメニューやその家庭ならではのオリジナルメニューが紹介されたりしている。使い方に慣れてきたら手動のオーブンやレンジ機能で調理することにチャレンジしてみてもいいだろう。

 NE-UBS5Aを使ってみて、レンチンだけだった「オーブンレンジ」との付き合い方が変わった。スマホファーストにしたことで、自分では絶対につくれない料理が簡単につくれるようになったり、調理の時短につながったりしたことで、おうち時間も豊かなものにアップデートしたような気がした。

文・細田 立圭志/提供元・BCN+R

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