
シント=トロイデンVV(STVV)に所属するFW鈴木優磨(25)は、今冬退団の可能性がにわかに取りざたされている。そんな鈴木優磨はベルギー国内の強豪クラブへ移籍する可能性があるようだ。29日、ベルギーメディア『VOETBAL』が伝えている。
同選手は2019年7月に明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズからSTVVへ完全移籍。2019/20シーズンにジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)で20試合でスタメンに抜てきされると、昨季は全34試合で先発出場し17ゴールをマーク。絶対的なストライカーとして信頼を寄せられていた。
そんな鈴木優磨は今夏の移籍ウィンドウでSTVV退団に向かっていた。しかし、ベルギー国内の強豪アンデルレヒト、クラブ・ブルージュなど複数クラブからのオファーを断ったほか、移籍市場最終日に2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のシャルケ移籍が間に合わなかったこともあり残留していた。
その後、公式戦出場を拒否していたことについてチームメイトやベルント・ホラーバッハ監督に謝罪。9月から再びピッチに立っているが、今季ここまで10試合の先発出場でわずか2ゴールと苦戦。今月18日開催の第20節・KAAゲント戦ではついにスタメンから外れ、ベンチから90分間戦況を見つめていたが、28日の第21節・オイペン戦ではスタメンに復帰した上にゴールを決めていた。
その鈴木優磨の去就を巡っては、オイペン戦後にSTVV退団間近と複数のベルギーメディアが一斉報道。Jリーグクラブが直近数週間にわたりコンタクトをとっていると伝えられるなど、Jリーグ復帰の可能性もささやかれていた。
しかし、『VOETBAL』の報道によると、ここにきて再びアンデルレヒトへ移籍する可能性があるとのこと。また、『VOETBAL』はクラブ・ブルージュも関心を寄せていると予想しているほか、選手サイドがセリエA(イタリア1部)やラ・リーガ(スペイン1部)からのオファーを待っていると伝えている。
なお、鈴木優磨の現在の市場価値は300万ユーロ(約3億9000万円)まで下がっているとのこと。STVVは今夏の移籍ウィンドウで同選手の獲得を求めるクラブに対して400万ユーロ(約5億2000万円)以上の移籍金を求めていたが、市場価値の下落もあり、400万ユーロ以下での売却を余儀なくされるかもしれない。
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