長崎退団ウェリントン・ハットにブラジル国内移籍の可能性!レンタル元復帰決定も…
(画像=V・ファーレン長崎のゴール裏 写真提供: Gettyimages、『Football Tribe Japan』より 引用)

 明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎でプレーしていたブラジル人MFウェリントン・ハット(29)は、すでにカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ゴイアニエンセへの復帰が正式決定している。しかし、ここにきてブラジル国内の他クラブへ移籍する可能性があるようだ。28日、ブラジル紙『O DIA』が伝えている。

 ハットの去就を巡っては、先月末まで有効な120万ドル(約1億4000万円)による買い取りオプションが含まれているとブラジルメディアが報道。しかし、V・ファーレン長崎はJ1昇格を果たせなかったこともあり、買い取りオプションを行使せず、今月7日に同選手の退団を公式発表していた。

 また、ハットにはブラジル国内の複数クラブが関心を寄せていたものの、アトレチコ・ゴイアニエンセの会長はブラジルメディアのインタビューで「彼は(我々との)契約を残している。財政面での調整をする必要はあるが、彼はここに戻ってくる。私はそう確信している」とコメント。今月20日になって復帰が正式決定している。

 しかし、『O DIA』の報道によると、ブラジル1部のアトレチコ・パラナエンセが選手サイドにコンタクトをとったとのこと。アトレチコ・パラナエンセは同選手を獲得候補に含めており、近日中にも正式にオファーを提示するという。また、『O DIA』はハットとアトレチコ・ゴイアニエンセの現行契約は来年12月までとなっていることもあわせて伝えている。

 なお、ハットは昨年10月にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエC(ブラジル3部相当)フェロヴィアリオACからアトレチコ・ゴイアニエンセへ移籍。昨季に公式戦13試合で先発出場するなどブレイクを果たすと、今年3月にV・ファーレン長崎へレンタル移籍により加入していた。

 そして5月下旬に行われたJ2リーグ第15節・ファジアーノ岡山戦でデビューすると、右サイドのレギュラーに定着。8月下旬の第24節・ツエーゲン金沢戦で負傷したこともあり、しばらく戦列を離れていたが、先月10日開催の第33節・愛媛FC戦で復帰すると、翌節のアルビレックス新潟から最終戦・松本山雅戦まで9試合つづけて先発出場。くわえて直近7試合で4ゴールをあげる活躍を見せていたが、V・ファーレン長崎はJ1昇格を果たせなかった。

提供元・Football Tribe Japan

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