
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のサンパウロに所属するブラジル人MFヴィトール・ブエノ(27)に、Jリーグからオファーが届いているようだ。27日、ブラジルメディア『Gazeta Esportiva』が伝えている。
身長185cmのブエノは、サントスやボタフォゴSP、ウクライナ1部の強豪ディナモ・キエフをへて、2019年4月にサントスからサンパウロへ加入。左ウイングや右ウイング、センターフォワード、トップ下など複数ポジションでの起用がつづく中、昨季はリーグ戦で31試合に出場。そして今季はセンターフォワードを主戦場としていたが、19試合の出場で1ゴールに終わっていた。
『Gazeta Esportiva』の報道によると、サンパウロは高額年俸を受け取っているブエノを来季の構想に含めていないとのこと。また、同選手とサンパウロの現行契約は2023年12月までであるという。
その中、とあるJリーグクラブがサンパウロに対して、1年レンタルによるブエノの獲得オファーを提示している模様。ブラジル1部のセアラーSCも関心を寄せているが、選手サイドはJリーグ挑戦を望んでいるものとみられる。
ただ、『Gazeta Esportiva』は、世界中で新型コロナウイルスの新たな変異株『オミクロン株』が流行していることにより、日本政府が新規ビザの発給を一時停止していると報道。移籍実現にむけて大きな障壁になっていると主張した上で、ブエノの代理人が入国制限が緩和されるタイミングを待っていると伝えている。
前線で複数ポジションをこなすユーティリティ性を備えたブエノだが、どのJリーグクラブがオファーを提示したのか気になるところだ。
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