
横浜FCに所属するブラジル人FWフェリペ・ヴィゼウ(24)は、期限付き移籍満了により退団に向かっていると伝えられている。その中、ブラジルメディア『TORCEDORES』は27日、同選手がチーム内で問題を抱えていたことを報じた。
ヴィゼウはセリエA(イタリア1部)のウディネーゼで出場機会に恵まれず、昨年10月にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のセアラーSCへ期限付き移籍。しかし、セアラーSCでも出番がほとんどなく、今年7月下旬に退団。横浜FCへ期限付き移籍により加入していた。
そんなヴィゼウは8月9日に行われた明治安田生命J1リーグ第23節・名古屋グランパス戦でデビュー。その後もリーグ戦でコンスタントにピッチに立っていたものの、先発出場はわずか4試合にとどまり、チームもJ2降格が決定。同選手は今月4日開催の最終節・北海道コンサドーレ札幌戦の翌日に帰国した。
同選手の去就を巡っては、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のヴァスコ・ダ・ガマがヴィゼウ獲得に動いていると、今月23日にブラジルメディア『FLA Resenha』が報道。ヴァスコ・ダ・ガマは今季1部昇格を果たせなかったこともあり、新監督にゼ・リカルド氏を招へい。そのゼ・リカルド氏はかつてブラジル1部のCRフラメンゴでヴィゼウの指導に当たったことがあり、同選手を高く評価しているとのこと。すでに指揮官は選手サイドにコンタクトをとっていると伝えられていた。
その中、『TORCEDORES』の報道によると、ヴィゼウ本人は今季、早川知伸前監督から受けた待遇に対して不満を抱いており、横浜FC退団を望んでいるようだ。また、同選手にはヴァスコ・ダ・ガマのほかにも、ブラジル2部に降格したシャペコエンセ、それにクルゼイロもウディネーゼからのレンタル獲得に興味を示している模様。ただ、横浜FCはレンタル期間が来年12月までとなっていることから、補償金として20万ドル(約2300万円)の受け取りを求めているとのことだ。
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