
明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌に所属するFW小柏剛(23)は、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)のハーツへ移籍する可能性が伝えられている。ただ、同選手の移籍金について、日本国内と海外メディアの間で相違があるようだ。
小柏剛は明治大学在学中の昨年7月、北海道コンサドーレ札幌の特別指定選手になると、8月12日開催のYBCルヴァンカップ・グループステージ第3節・横浜FC戦でデビュー。昨季は5試合に出場していた。そして今季は攻撃陣の主力としてミハイロ・ペトロヴィッチ監督から期待を寄せられると、J1リーグ27試合でスタメンに抜てきされて7ゴールをマークしていた。
そんな小柏剛の去就を巡っては、ハーツが北海道コンサドーレ札幌に対して正式オファーを提示。日本国内メディアはハーツが移籍金として80万ユーロ(約1億300万円)を用意していると報じているほか、英紙『ザ・スコッツマン』は、ハーツが北海道コンサドーレ札幌からの返事を待っていると伝えている。
しかし、アメリカメディア『ESPN』のマーク・ドナルドソン記者は、同選手の移籍金について「日本での報道とは異なり、ハーツが北海道コンサドーレ札幌に提示した小柏剛の獲得オファーは80万ユーロに程遠いものだった」とSNSに投稿。北海道コンサドーレ札幌が1億円以上の収入を見込めないという主張を展開している。
爆発的なスピードを武器にディフェンスラインの裏への抜け出しを得意としている小柏剛。北海道コンサドーレ札幌としては来季以降も必要不可欠な戦力であるだけに、オファーの額次第では拒否するかもしれない。
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