
明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島に所属するブラジル人MFハイネル(31)は、日本に対して好意的な印象を抱いているようだ。7日、ブラジルメディア『yahoo esportes』が伝えている。
同選手は2017年にポンチ・プレッタから川崎フロンターレに1年レンタルで加入したものの、公式戦19試合の出場にとどまりシーズン終了後にレンタル期間満了により退団。その後はブラジル国内クラブでプレーしていたが、2019年にトンベンセからサンフレッチェ広島へレンタル移籍により加入。昨季はJ1リーグで18試合の出場とレギュラー定着には至らなかったが、レンタル期間を来年1月まで延長していた。
しかし、昨季終盤戦で右ひざを痛めていたこともあり、今季は開幕から出遅れると、4月10日の第9節・湘南ベルマーレ戦で今季J1リーグ初出場。ただ、その後はシーズン終盤にかけて出場機会を増やしており、リーグ戦で16試合に先発出場して今シーズンを終えていた。
ハイネルは4シーズンにわたりJリーグの舞台でプレーしたことについて「僕にとって、とても豊かな時間だったよ。1年目に(川崎フロンターレで)J1リーグのチャンピオンになった。その後、ブラジルに一旦帰国した後、日本に戻った。それから、Jリーグ屈指のビッグクラブであるサンフレッチェ広島のユニフォームを着ている」
「ピッチの外では、褒め言葉しかかけられないね。日本はとても面白く、この国の文化から多くのことを学んだよ。ここに留まることに何の問題もないだろうね」とコメント。来季もJリーグでのプレーを望んでいることを明かしている。
そんなハイネルはサンフレッチェ広島加入1年目は右サイドを主戦場としていたものの、今季はボランチの一角で起用されることが多かった。この複数ポジションをこなす自身のプレースタイルについて聞かれると「もはや、ピッチでひとつのポジションにこだわって、ひとつの特徴しか持たないということはあり得ない」
「僕はつねに、すべての基礎的な部分でできる限り自分を磨き、できるだけ多くのポジションで効率的にプレーすることを心がけてきた。そうすることで、選手自身もそうだしチームの利益にもなるよ」とユーティリティ性へのこだわりを語った。
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