釣りをしていて、エサにしている活きアジが残ってしまったことはないだろうか?ここでは中途半端に残ってしまった小アジを使って、手軽にできるエスニック風の料理を紹介しよう。

活きアジをエサに使う対象魚

フィッシュイーターと呼ばれる肉食系の魚がメインターゲットになる。例えば砂地に潜んでいるヒラメやマゴチ、岩礁体を好むハタなどの根魚、カンパチ、ヒラマサ、ブリ(ワラサ)などの青物、ヤエンで狙うアオリイカ等だ。

釣り場での小アジの保存法

活かしバッカン(バケツ)は場所を選ばず使用出来て便利だが、適量以上の魚を入れると弱るので要注意。また特に夏場など暑い時期は、水温が上昇しないように適度に水を入れかえよう。

【余った釣りエサ】アレンジレシピ 小アジのスイートチリソース炒め
(画像=【余った釣りエサ】アレンジレシピ 小アジのスイートチリソース炒め活かしバケツ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)、『TSURINEWS』より 引用)

釣り場ではスカリに入れておくと水の入れかえを気にしないで済む。ボート釣りなら生け簀があれば最高だ。

【余った釣りエサ】アレンジレシピ 小アジのスイートチリソース炒め
(画像=【余った釣りエサ】アレンジレシピ 小アジのスイートチリソース炒め生け簀(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)、『TSURINEWS』より 引用)

釣り場での下処理

クーラーにたっぷり入れた氷と海水での氷締めでもいいが、台所を汚さずに済むので数匹程度なら現地で内臓等を取り除いてしまうのも一手だ。

自宅での下処理

釣り場で下処理していない場合は帰宅後なるべく早めにウロコやエラと内臓を取り除こう。ウロコを落としたら包丁よりもキッチンバサミの方が捌きやすい。

「小あじのスイートチリソース炒め」の材料

・小アジ(15cm前後)4匹
・サラダ油適量
・Aナンプラー:小さじ1、ニンニク: 6g(みじん切り)、砂糖:小さじ2分の1、塩&胡椒:各ひとつまみ
・Bタマネギ:4分の1(50g)、ナンプラー:小さじ2分の1、砂糖:ひとつまみ
・Cスイートチリソース:大さじ1
※市販品でも構わないが、できれば自家製のスイートチリソースがお勧め。

【余った釣りエサ】アレンジレシピ 小アジのスイートチリソース炒め
(画像=【余った釣りエサ】アレンジレシピ 小アジのスイートチリソース炒め自家製スイートチリソース(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)、『TSURINEWS』より 引用)

自家製「スイートチリソース」の材料

・酢:25cc
・砂糖:15g
・塩:小さじ4分の1
・赤ピーマン:8分の1(赤パプリカ7gで代用可能)
・乾燥赤唐辛子:1本(タイの乾燥唐辛子、プリックヘーンを使用すればよりより本格的)
・ニンニク:2g

自家製「スイートチリソース」のレシピ

a)すべての材料をミルサーに入れて撹拌する。
b)aを鍋に入れて少しとろみが出るまで弱火で煮詰める。

これで約大さじ1の分量が出来る。

「小アジのスイートチリソース炒め」のレシピ 

1)ボウルに小アジとAを入れてよく混ぜる(下味が付いておいしい)。

2)1を180℃の油できつね色になるくらいまで揚げる。

3)フライパンにサラダ油をひき2とB、Cを入れて中火で小アジに絡める様に炒める。タマネギがしんなりしてきたらでき上り。

【余った釣りエサ】アレンジレシピ 小アジのスイートチリソース炒め
(画像=【余った釣りエサ】アレンジレシピ 小アジのスイートチリソース炒め小アジのスイートチリソース炒め(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)、『TSURINEWS』より 引用)

ワンポイントアドバイス

揚げ時間は3~4分で、頭から骨までバリバリと食べられるはず。今回小アジで作ったが、エビやメカジキなどの魚介系、あるいは手羽先や手羽元等の鶏肉を使用してもおいしくできる。

なお、スイートチリソースはぜひ手作りに挑戦していただきたい。市販品とは比べ物にならないそのおいしさに驚くこと間違いなしだ。今回のレシピ以外にも様々なタイ料理に使用できるので、特にエスニック料理ファンの方は多めに作って冷蔵庫にストックしておくと便利だ(10日程度保存可能)。

<藤倉聡/TSURINEWSライター>

提供元・TSURINEWS

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