
明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島は、エリテセリエン(ノルウェー1部)のリールストロムSKに所属するノルウェー代表FWトーマス・レーン・オルセン(30)を獲得できない可能性が高いようだ。23日、ノルウェーメディア『VG』が伝えている。
身長187cmのオルセンは、ノルウェー国内の複数クラブをへて、2018年2月にリールストロムSKへ加入。移籍1年目の2018シーズンにリーグ戦30試合中29試合で先発出場して12ゴールをマークしている。また、昨季はキャプテンとして、1年での1部復帰に貢献。そして今季はここまでリーグ戦30試合中29試合でスタメンに抜てきされ、26ゴールをマークしている。
そんなオルセンは、リールストロムSKとの現行契約が来年12月に満了を迎える。その中、サンフレッチェ広島とKリーグ1(韓国1部)の蔚山現代が移籍金400万ノルウェー・クローネ(約5100万円)によるオファーを提示したものの、リールストロムSKが却下したと、ノルウェーメディア『Nettavisen』が今月10日に報道。サンフレッチェ広島はノルウェー1部リーグ終了後に再オファーをするものとみられていた。
しかし、『VG』の報道によると、UAEのアル・アハリがオルセン獲得でリールストロムSKと合意。移籍金は450万ノルウェー・クローネ(約5800万円)であるという。また、オルセン本人はノルウェーメディアの取材に対して「(アル・アハリからのオファーに)ノーとは言えなかったね。もしイエスと言っていなかったら、残りの人生で後悔することになっていただろうね」とコメントを残している。
なお、オルセンは23日時点でノルウェー国内にとどまっているものとみられ、現時点でメディカルチェックの日程は未定となっている。ミヒャエル・スキッべ氏の招へいをはじめ、欧州路線に舵を切っていたサンフレッチェ広島は、実績十分なストライカーの獲得を逃すことになりそうだ。
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