
東京ヴェルディの下部組織出身である元U20日本代表MF藤本寛也(22)は現在、ジル・ヴィセンテでプレーしている。そんな藤本寛也は、今月18日開催のプリメイラリーガ(ポルトガル1部)第15節・スポルティングCP戦で一発退場となっているが、そのことによる処分内容が発表された。22日、ポルトガル紙『A BOLA』が伝えている。
藤本寛也はスポルティングCP戦で先発出場したものの、前半12分にブラジル人DFマテウス・レイス(26)に対してスパイク裏を見せながらスライディングを仕掛ける。当初、同選手にはイエローカードが提示されたものの、VAR(ビデオアシスタントレフリー)が介入。レッドカードに変更となり、試合開始早々にピッチをドレッシングルームへ引き揚げている。
『A BOLA』の報道によると、ポルトガルサッカー連盟(FPF)の懲戒委員会は、藤本寛也に対して1試合の出場停止、169ユーロ(約2万円)の罰金処分を科したとのこと。これにより、同選手は今月28日開催予定の第16節・トンデラ戦に出場しないことが確定した。
なお、藤本寛也は2018年に東京ヴェルディの下部組織からトップチームへ昇格。昨季途中まで東京ヴェルディでプレーすると、昨年8月にジル・ヴィセンテへ1年レンタルにより加入。海外挑戦1年目の昨季、序盤はベンチを温めることが多かったが、リーグ戦27試合、カップ戦4試合でピッチに立ち1ゴール3アシストをマークしていた。
そして同選手はジル・ヴィセンテ幹部から高い評価を受けると、レンタル期間が来年6月まで延長。今季はここまでリーグ戦全15試合に先発出場するなど、主力として活躍。今月5日に行われたファマリカンとのダービーマッチでは先制ゴールをあげて勝利に大きく貢献していた。
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