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消えた炭鉱の街
豊富町 日曹炭鉱天塩鉱業所専用鉄道のロケーション情報

消えた炭鉱の街

最盛期には3000人ほどの人口を抱え、学校、病院、映画館などもあったという日曹地区。
炭鉱の街として賑わったその陰には、朝鮮人労働者とタコ部屋という、忘れてはならない負の歴史があります。

戦後の石炭需要の増加により炭鉱の街は広がりを見せましたが、やがてエネルギー政策の転換により、石炭の需要は減少し、1972年には閉山となります。
閉山と共に鉄道も廃線となり、閉山時にいた千人ほどの人達も街を去りました。

日曹炭鉱天塩鉱業所専用鉄道跡を訪ねて
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

日曹地区に入る手前には、何かの施設のものなのか、コンクリート製の遺構がありましたが、街の跡はいまや跡形もなくなり、鉄道関連の遺構も春先でなければ草木の下になり見えない状態です。
約半世紀の時の流れは、人がいた痕跡を消してしまうんですね。
あらためて、人の文明のはかなさと、自然の力の凄みを感じさせられた旅でした。

豊富町 日曹炭鉱天塩鉱業所専用鉄道のロケーション情報

豊富駅:北海道天塩郡豊富町字豊富西3条7丁目
※日曹炭礦鉄道で活躍していた蒸気機関車49678号機は、豊臣自然公園内に展示保存されていましたが、老朽化の為に2004年に解体され、今は動輪の一部だけが展示されている様です。

提供元・北海道そらマガジン

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