どんな職種でもサラリーマンのみなさんは、「ああ、仕事辞めたいな……」とため息をついたことが一度や二度、もしかしたらもっとあるかもしれない。コロナ禍の影響や働き方改革によって仕事の環境がガラリと変わり、ストレスが緩和されたという人もいるだろうが、働くみなさんが抱えている仕事を辞めたい“本当の理由”は何なのだろうか。世代別の調査で、心の内が見えてきた。

働く期間の長期化&働き方改革は、働くモチベーションにどんな影響を及ぼすのか?

4,000人に聞いた「仕事を辞めたい」と思った理由で最も多かった1位は? やっぱりアレ
(画像=仕事を辞めたい!と思ったことがある世代別の割合【スタッフサービス・ホールディングス調べ】、『オトナライフ』より引用)

ひと昔前は「60歳になったら定年退職して、第二の人生を」なんていうライフプランが多かったようにも感じるが、今や定年退職年齢を65歳へ引き上げている企業が増え、その後も雇用延長など仕事に費やす時間は増えているようにも感じる。一方、働き方改革や未曽有のコロナ禍によって、働き手の心身の健康を守る取り組みや環境づくりも強化されている。

そんな環境下で働くサラリーマンたちが「仕事を辞めたい」と思う瞬間はどんな時なのだろうか。スタッフサービス・ホールディングスは、1996~2005年生まれの「Z世代」、1981~1995年生まれの「ミレニアル世代」、1971~1980年生まれの「就職氷河期世代」、1961~1970年生まれの「バブル期世代」の4世代に分け、仕事にまつわる調査を実施。4,000人から得られた調査結果をチェックしていこう。

「仕事を辞めたい!と思ったことがある」と答えた割合は、Z世代で80.4%、ミレニアル世代は87.8%、就職氷河期世代は89.2%、バブル期世代は88.4%となった。どの世代もほとんどの人が辞めたいと思ったことがあるようだ。特に就職氷河期世代のみなさんは、その名の通り就活が難航した時代……。本当に就職したかった企業ではないところへ入社した人が多いと考えられるため、不満やストレスも多く、ほぼ9割の数字にまで上っているのかもしれない。

「ああ、仕事辞めたい!」と思うのは、どの世代でもあの理由

4,000人に聞いた「仕事を辞めたい」と思った理由で最も多かった1位は? やっぱりアレ
(画像=仕事を辞めたい理由【スタッフサービス・ホールディングス調べ】、『オトナライフ』より引用)
4,000人に聞いた「仕事を辞めたい」と思った理由で最も多かった1位は? やっぱりアレ
(画像=ちなみに働きたい職場の条件を問うと、人間関係に悩んでいても全世代一致で「給与が高い」が1位に【スタッフサービス・ホールディングス調べ】、『オトナライフ』より引用)

そして気になる「仕事を辞めたい!と思った理由」については、回答者全体では3位には21.8%が挙げた「仕事量」。2位は「給与」(23.3%)。そして1位は「人間関係」で、35.0%のサラリーマンが支持した、という結果に。

世代別見てみても、ミレニアル世代・就職氷河期世代・バブル期世代ともに1位は全体と同じく「人間関係」となっている。どの世代でも唯一30%以上の支持を集める圧倒的な結果となった。

しかし最も若いZ世代のみ、「人間関係」は2位に。30%の大台は突破したものの、惜しくも(?)1位を逃すこととなった。そして「人間関係」に代わって1位となったのが「給与」だ。まだ若手の時代でお給料は発展途上、働くモチベーションを保つためにも「もっと欲しい」というのが本音なのだろう。

世代ごとに悩みの種となる人間関係の内容や構成は異なるかもしれないが、やはりどの世代でも悩みの種は同じなようだ。周りの目を気にしたり、付き合いを大切にしたりする日本人ならではのストレスかもしれない。

自分でも上手にストレスを発散しながら、まわりや上司に相談して改善できることは積極的に行っていけると、もっと気持ちよく働くことができるかもしれない。経営側や部下を持つ役職の人々も、相談しやすい環境づくりを心掛けたいものだ。

出典元:働く4世代4,000人対象調査 第1弾「仕事の本音」【スタッフサービスグループ】

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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