みなさんは豪雪地域に行ったことはあるでしょうか?
豪雪地帯では線路に雪が積もり鉄道が走れない、なんてこのもしばしばあります・・・そこで国鉄時代に「ラッセル車」と呼ばれる雪掻き列車を作り出しました。
道民の重要な交通機関の鉄道と生活を雪から守る「ラッセル車」は、まさに北の守護神です!
国鉄時代から現在に至るまで姿形を変え、JR化後にも受け継がれています。
しかし温暖化による雪の減少で毎年活躍の場を縮めていますが・・・まだまだその重要性は失っていません!!
冬の守護神が走るという宗谷本線とその魅力をお伝えします!
出会い

数年前のある日、同じく鉄道が好きな友人と北海道の鉄道を堪能するのに北海道旅行に行ってました。
すると友人が「冬の守護神、見に行くぞ」と言い出しました。
訳も分からず車に乗っていると深夜の名寄駅(宗谷本線)に着きました。
そこにとまっていたのは赤色の機関車、これがラッセル車との出会いでした。
その独特なフォルムの勇姿はどこか昔のディーゼル機関車を彷彿させ、貨物系も好きな鉄道ファンは絶対ハマります。
これが雪をかいて走るのを想像するだけで、わくわくしませんか?
ちなみにこれは宗谷本線を走るラッセル列車なので通称「宗谷ラッセル」と呼ばれています。
宗谷ラッセルを撮影

この列車は深夜に名寄駅を出発し、一晩かけて稚内まで行きます。
その後朝に稚内を出発し、夕方に名寄に着くのですが、これが毎日運行しています。
友人は「このまま追いかけるぞ」と言い出しました・・・そう、この列車、車で追いかけることができるのです。
撮り鉄の追っかけと聞くと危険な運転なんじゃ・・・と思う人も多いでしょう、私もそう思っていました。
しかし実態は違いました。
宗谷ラッセルは対向列車の行き違いなどの停車時間が多いのもありますが、何と言っても速度が遅いのです。
現に法定速度おいかけても、複数回撮影することができました。
丸一日かけて宗谷ラッセルを追っかけていました。
夜の稚内行きは眠かったですが、追いかけている時は、雪をかいて走る勇壮な姿に、アドレナリンがドバドバ出て非常に楽しかったです。