約25%が“2000万円”をクリア
老後の貯蓄といえば、2019年に話題となった「老後2,000万円問題」も記憶に新しい。金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」のレポートによると、夫が65歳以上で妻が60歳の夫婦のみの無職世帯の場合、年金暮らしでは毎月約5万5,000円が赤字になる計算。夫が95歳、妻が90歳になるまでの30年間は夫婦とも健康であると仮定し、「老後の30年間で約2,000万円が不足する」と報告された。この老後2,000万円問題を機に、老後に不安を覚えたり、現在の貯蓄を見直したりする人も多かったのではないだろうか。
2,000万円という貯蓄額を満たしている世帯が全体の24.6%を占める一方で、50代の全世帯の借入金は平均値729万円、中央値120万円ということが明らかとなった。住宅ローンや教育ローンなどを払い終えているかどうかも貯蓄額に大きく関係しているようだ。いかに借金を減らし、貯蓄を増やすかがあなたの老後生活を左右するだろう。
以上、50代の貯蓄事情を紹介した。現在の貯蓄額が老後生活に響いてくる50代。老後格差で困らないためにも、自分がもらえる年金を把握し、老後のための貯蓄を始めてみてはいかがだろう。
出典元:家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年調査結果【知るぽると】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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