
かつて明治安田生命J1リーグのFC東京でプレーしていたブラジル人FWムリキ(35)は、中国スーパーリーグの石家荘永昌足球倶楽部を退団したようだ。18日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
同選手はブラジル国内の複数クラブや中国スーパーリーグの広州恒大(現広州FC)、カタール1部のアル・サッドをへて、2016年3月にアル・サッドからFC東京へレンタル移籍により加入。2013年にAFC年間最優秀外国人選手賞を獲得していたこともあり注目を集めたが、J1リーグ19試合の出場で4ゴールという結果に終わり、2016シーズン終了後に退団している。
その後、ムリキは一度母国に戻ったが、2017年7月に再び広州恒大へ加入。石家荘永昌には2019シーズンから在籍しており、今季は8月に中断期間を迎えるまでリーグ戦14試合中11試合に先発出場。9試合ではゲームキャプテンを務めていた。
その中、中国メディア『天津日報』は先月はじめ、石家荘永昌で給与の支払いがおよそ6か月遅延していることが発覚したと報道。中国スーパーリーグは今月中旬に再開されているが、ムリキは全試合でメンバー外になっていた。
また、『グローボ』の報道によると、本人は当初アジアでプレーを続けることを望んでいたが、コロナ禍で家族が中国政府に入国を許可されないとのこと。家族との時間を大事にするためにも、今季限りで石家荘永昌を退団する決断を下し、クラブと契約解除で合意したという。
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