
ギリシャの強豪PAOKテッサロニキは18日、元日本代表MF香川真司(32)の退団を公式発表した。
香川真司は今年1月にPAOKへ加入すると、今夏に移籍が噂された中で残留。しかし、9月12日開催のギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)開幕節・PASヤニナ戦で先発出場した際、60分に迎えた決定機でシュートを外すと、直後の61分に途中交代。PAOKは格下相手に0-1と敗れ、試合後には現地メディアが同選手のパフォーマンスに厳しい評価を下していた。
その後、同選手はトレーニングに参加しているものの、外国籍選手枠の兼ね合いもあり、11月7日開催のギリシャ・スーパーリーグ第9節・パナシナイコス戦をのぞき全試合でベンチ外に。PAOKとの契約を来年6月まで残しているものの、すでにラズバン・ルチェスク監督の構想から外れており、今冬移籍の可能性が以前から伝えられていた。
その中、PAOKは選手サイドと契約解除にむけた交渉を行っており、数日以内に合意に達する見込みであると、今月17日に『sport24』をはじめギリシャ国内の複数メディアが一斉に報道。クラブは翌日になって同選手との契約解除を発表した。
なお、ギリシャ国内の複数メディアは先月、香川真司がセレッソ大阪に復帰する可能性について「セレッソ大阪がフリーでの獲得を望んでいるため、PAOKが少額の移籍金を要求する場合には獲得を諦める可能性がある」と報道。しかし、PAOKが契約解除に踏み切ったため、セレッソ大阪は移籍金を支払うことなく同選手を獲得することが可能となっている。ただ、選手サイドはJリーグ復帰ではなく、メジャーリーグサッカー(MLS)挑戦を望んでいると伝えられている。
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