iPhoneを充電している途中で充電器が想像以上に熱くなった経験がある人も多いのではないだろうか。「異常ではないか?」「故障してしまったのか?」と不安に感じる場合は、原因と対処法を知っておくと安心だといえる。本記事では、iPhoneの充電器が熱くなる原因と対処法を紹介するため、参考にしてほしい。
iPhoneの充電器が熱くなった! 放置しても大丈夫?

充電は充電器を通してiPhoneに電気を流す。そのため、発熱や放熱そのものは異常ではない。しかし持てないくらい熱くなる場合は、故障などの異常が起こっている可能性があるため、注意が必要だ。
iPhoneの充電器が熱くなる5つの原因
iPhoneの充電器が熱くなる原因の代表的なものは5つある。それぞれの内容と注意点を確認していこう。
充電器が古い
充電器が古い場合、温度が上がりやすくなる。新しい機種を購入しても、古い充電器を使い続ける人もいるだろう。しかし古すぎるものは劣化が進み、過剰に熱を持つ傾向があるので注意したい。
また、型の古い充電器では、流す電力量が低すぎて充電に時間がかかってしまうこともある。実際に、現在では20Wの充電器に対応しているiPhoneが多いが、古い充電器では電力量が5Wのもある。
充電に時間がかかる場合、充電しながらiPhoneを操作することで、さらに発熱するといった悪循環を引き起こすこともある点は把握しておこう。
ケーブル

ケーブルの断線が原因でiPhoneが熱くなる可能性もある。例えば、ケーブルの被膜ごと破れ、銅線が断線しているケースはわかりやすいだろう。中には、被膜は破れていないのに、中の銅線が断線している場合もある。
とくに無理に引っ張ったり、ケーブルを踏みつけたりすると断線しやすいくなるため、要注意だ。加えて、見た目で破損がなくとも充電時に熱くなるなら、断線の可能性も考えたい。
ケーブルの端子がしっかりデバイスに挿入されているかも確認しよう。中途半端に挿入されている場合、充電器から流れている電気がデバイスまで届かず、行き場をなくし高温になるからだ。
気温

充電器は外気温にも影響を受けやすい。特に気温が高い日に、直射日光の当たる場所で充電すると発熱しやすくなる。iPhoneなどスマホに使われるリチウムイオンバッテリーの使用推奨温度は、0~35℃と言われているので覚えておくと良いだろう。
さらに、暑い場所での充電はiPhoneそのものにダメージを与える恐れがある点にも注意が必要だ。
スマホカバー
iPhone本体が傷つかないために、カバーを使用している人も多いだろう。しかし使うカバーの素材によっては放熱の邪魔をする場合がある。
例えば革でできたカバーは放熱しにくい素材であり、シリコンも同様だ。手帳型はiPhone全体を覆うため熱がこもりやすい。逆にアルミは放熱しやすい。スマホカバーの材質を検討したうえで使用していこう。
アプリ

iPhoneにインストールしているアプリも発熱の原因となりえる。iPhoneを操作していない時でもバックグラウンドで稼働するアプリを入れている場合は、充電中の発熱につながる点は把握しておこう。
また、アプリのアップデートを自動更新設定にしている場合、充電中にアップデートが開始されるケースも想定される。そうなった場合、充電器の温度は高くなる。