
かつてFC東京や松本山雅に在籍していたブラジル人FWジャエル(33)は、古巣クラブがカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)へ降格したことについて、自身の見解を述べた。17日、ブラジルメディア『zonamista』が伝えている。
ジャエルは2017年から2シーズンにわたりグレミオでプレーした後、2019年2月にFC東京へ完全移籍。Jリーグ挑戦1年目ではFWディエゴ・オリヴェイラやFW永井謙佑からレギュラーの座を奪うことはできずJ1リーグ15試合の出場にとどまっていた。そして昨季は松本山雅へ1年レンタルにより加わるものの、J2リーグ14試合の出場で1ゴールに終わり、期限付き移籍期間満了に伴い松本山雅を退団。そして保有元のFC東京も同選手との契約期間を2022年1月まで残していたが、双方合意のもと契約解除を行うと、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のセアラーSCへ加入している。
一方、グレミオは今年5月にユベントスからブラジル代表MFドウグラス・コスタ(31)をレンタルにより獲得するなど、戦力強化を行っていたが、今季は序盤から苦戦。4月に監督に就任したチアゴ・ヌネスをわずか3カ月で解任するなど、局面の打開を図ったが、ECバイーアやスポルチ・レシフェ、ECジュベントゥージなど複数クラブとの1部残留争いに巻き込まれる。先月には3連勝で盛り返したものの、16位のECジュベントゥージとわずか3ポイント差の17位で終え、2部降格が決まっている。
その中、現在セアラーSCでプレーするジャエルは、過去2シーズンにわたり在籍したグレミオの2部降格について言及。「チアゴ・ヌネス監督がグレミオに来た時、チームは素晴らしいスタートを切っていた。だけど、コロナの影響もあってか、良い成績を残せずに解任となったね」
「彼は偉大な指揮官だ。ポルト・アレグレでの第2戦の時、みんなにこう言った。『おい、なぜあんな監督をクビにしたんだ? 彼が残っていれば、グレミオは落ちなかったと思うな』とね」と語っている。
なお、チアゴ・ヌネスは今年7月にグレミオの監督を解任となった後、9月からセアラーSCを率いている。ジャエルとしては、現セアラーSC指揮官の手腕を間近で見ているだけに、古巣クラブの決断が信じられなかったのかもしれない。
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