
明治安田生命J2リーグの栃木SCに在籍していたブラジル人MFユウリ・リマ・ララ(27)は、Jリーグ再挑戦が噂されていたが、17日になってカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のヴァスコ・ダ・ガマへの移籍が正式決定した。
同選手はオラリアACやECバイーア、セントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノ(CSA)などブラジル国内クラブをへて、2019年8月にECバイーアから栃木SCへレンタル移籍。J2リーグでは10試合に出場して1ゴールをマークしていたが、2019シーズン終了後にECバイーアへ復帰していた。そして昨年8月にECバイーアを退団してオエステFCへ移籍。今年6月にCSAへ復帰すると、今季はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)で38試合中27試合で先発出場し、3ゴール1アシストをマーク。本職のボランチのみならず、右サイドバックでも起用される中で結果を残していた。
そんなユウリは今季終了後にブラジル国内メディアのインタビューに応じると、自身の去就に関して「僕はいつもCSAに残りたいということをみんなにはっきりと伝えてきた。今シーズンはとても疲れたし、オフに入ってから数日間は妻と一緒に旅行しているね。ただ、代理人やCSAにはマセイオに戻りたいという希望を伝えているよ」と残留を望んでいることを明かしていた。
しかし、CSAの会長は選手サイドとの交渉が決裂したことを明言。くわえて、Jリーグクラブからオファーが届いていることも明かしていた。
その中、今月中旬にヴァスコ・ダ・ガマが現在よりも高い年俸を用意した上で、選手サイドと交渉を行っていると伝えられていたが、ヴァスコ・ダ・ガマは17日になってユウリと1年契約を結んだと公式発表している。
なお、ユウリはブラジル国内のデータサイト『SofaScore Brazil』が公開した採点平均において、中盤センターを本職としており、今季ブラジル2部クラブでプレーした選手の中で1位に成績を残している。
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