
明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスは16日、タイ代表DFティーラトン・ブンマタン(31)がタイ1部のブリーラム・ユナイテッドへ完全移籍したことを公式発表している。同選手のブリーラム電撃復帰は現地で話題を呼んでいるが、タイメディア『Main Stand』の報じ方が反響を呼んでいる。
ティーラトンはブリーラム・ユナイテッドやムアントン・ユナイテッドをへて、2018年にヴィッセル神戸へレンタル移籍。翌2019年にはムアントン・ユナイテッドから横浜F・マリノスへ移籍すると、リーグ戦で25試合に出場してJ1リーグ優勝に貢献。今季は序盤に負傷離脱していたものの、リーグ戦23試合でスタメンに抜てきされるなど、左サイドバックの主力としてアンジェ・ポステコグルー前監督やケヴィン・マスカット監督から信頼を寄せられていた。
また、同選手の去就を巡っては、代理人がスュペル・リグ(トルコ1部)のガラタサライ移籍にむけて会談を行う可能性があると、先月下旬にタイメディアが報道。しかし、本人はタイメディアの取材に対して、数カ月前までトルコ移籍に関心があったことを認めた上で、引き続きJリーグでプレーする意思を示していた。
しかし、ティーラトン本人が15日夜にインスタグラムのストーリー機能で、背番号「5」のユニフォームを身にまとう大勢のサポーターの姿やアンジェ・ポステコグルー元監督とのツーショット写真、さらにはチームメイトとの集合写真など、横浜F・マリノスに関係する写真を次々と投稿。サポーターから同選手の退団を覚悟する声がSNSで上がると、クラブは翌日にリリースを出している。
このティーラトンの電撃退団、母国復帰は、『サイアムスポーツ』をはじめ多くのタイ国内メディアが大々的に報じている。その中、『Main Stand』は駅のプラットホームにいるチャナティップに対して、ティーラトンが電車の窓から手を振るイラストを公式SNSに投稿。これにタイ国内のサッカーファンから数多くのコメントが寄せられる中、チャナティップが投稿を引用していることに注目が集まっている。
タイを代表するスター選手同士が憧れのJリーグの舞台で切磋琢磨していただけに、チャナティップは戦友の帰国に少しばかり寂しさを感じているのかもしれない。
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