“ノモス グラスヒュッテ”は様々な時計ブランドが林立する、ドイツ時計の聖地とも言われるグラスヒュッテに本拠地を置くウオッチメゾンである。
東西ドイツ統一後の1990年、ローランド・シュベルトナーが創業したノモス グラスヒュッテ。クラシカルなデザインが多いドイツブランドのなかで、バウハウスの影響を受けた同ブランドのコレクションは異彩を放ちながらも、その完成されたデザインが高く評価され、数々のデザイン賞を受賞している。また、ヒゲゼンマイや脱進機構に到るまでを自社生産し、新型ムーヴメントの開発も行っており、ドイツ国内だけでなく世界中から高い評価を得ている。
そんな同ブランドの最新作である”クラブ スポーツ ブルー“の詳細をご紹介したい。
クラブ スポーツ ブルー

■Ref.CLS161011BL2CSM。SS(42mm径)。30気圧防水。自動巻き(Cal.DUW6101)。49万5000円

ノモス グラスヒュッテのウオッチコレクションの中でも最もスポーティーと言えるクラブシリーズの新型は、ブルーの亜鉛メッキにサンバースト加工を施した文字盤で、力強さとスタイリッシュさを兼ね備えたデザインに仕上げた。自社開発の高精度なムーヴメントを搭載しているのも見逃せないポイントだろう。
また、ドイツ時計らしく機能性も非常に高い。防水性に関しては300m防水(日常生活防水)を備えているため、アクティブなシーンでも着用することができる。

さらに、本モデルには3連リングのブレスレットにフォールディングクラスプが装備された最新のものが装着されている。これによって時計自体のスポーティな雰囲気をさらに強めていることがわかる。このブレスとケースは本体はシームレスなすっきりとしたデザインとなっていることも特徴のひとつ。

ねじ込み式リューズのステムには、赤いアラートマークが入っており、ねじ込みが完全でない場合は注意を促してくれる。
搭載されているムーヴメントはキャリバーDUW6101。その特徴は、両方向に早送りが可能で日付変更禁止時間帯を非常に少なくしたデイト表示機構をもっていることで、ローターは高効率な両方向巻き上げとなっている。この超薄型ムーヴメントの高さはわずか3.6mmで、厚さ10.2mmのケースを最大限に頑丈にしてムーヴメントを守ることを可能としている。

裏蓋に表示されたクジラのマークは30気圧防水であることを表現。本モデルは、海だけでなく陸上でもあらゆるアクティビティに対応する頼りになる相棒となってくれることだろう。

針とインデックスは深海の暗闇の中でも発光するため、視認性は良好だ。
このドイツ時計らしい機能的で、男らしいデザインの時計をチェックしてみてはいかがだろうか。
【問い合わせ先】
大沢商会
TEL.03-3527-2682
文・川田健人(編集部)/提供元・Watch LIFE NEWS
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