「TRUST CLUB ワールドカード」は、ゴールドカード相当の年会費でありながら、特典・サービス内容はゴールドとプラチナの間に相当する。ここでは、還元率や空港ラウンジ利用など、三井住友トラストクラブが発行するこのクレジットカードの魅力を紹介していこう。

目次
1,「TRUST CLUB ワールドカード」の3つのポイント
2,「TRUST CLUB ワールドカード」の基本スペックと審査基準
3,メリット1,国内空港ラウンジ無料利用&「ラウンジ・キー」年会費が無料
4,メリット2, コース料理1名分無料などMastercard優待が利用可能
5,メリット3,ユニークな付帯保険 国内旅行保険にも家族特約が付帯
6,「TRUST CLUB ワールドカード」のポイントサービス、還元率
7,「TRUST CLUB ワールドカード」の2つのデメリット
8,どんな人におすすめなのか?

1,「TRUST CLUB ワールドカード」の3つのポイント

「TRUST CLUB ワールドカード」の申込みを検討する前に、まずどういうカードなのかを把握しておきたい。押さえておくべきポイントは、以下の3点だ。

  • ポイント1,世界1,000ヵ所以上の空港ラウンジを使える「ラウンジ・キー」の年会費が無料
  • ポイント2,コース料理1名分無料などMastercardの優待を利用できる
  • ポイント3,旅行傷害保険は最高7,000万円補償と高額だが注意点もある

    では、このクレジットカードの基本スペックや還元率などを紹介していこう。

2,「TRUST CLUB ワールドカード」の基本スペックと審査基準

まず、「TRUST CLUB ワールドカード」の基本スペックと審査基準を確認しておこう。

「TRUST CLUB ワールドカード」の基本スペック

国際ブランド Mastercard
年会費 1万2,000円(税別)
家族会員無料
ポイントサービス TRUST CLUB
リワードポイント
通常ポイント還元率 0.75%
ポイント交換対象 Amazonギフト券
Tポイント
JCBギフトカードなど
空港ラウンジサービス ・国内31空港+ハワイ・ホノルル+韓国・仁川
・ラウンジ・キー年会費無料
付帯保険 海外旅行傷害保険(利用付帯)
国内旅行傷害保険(利用付帯)
ショッピング保険
キャンセルプロテクション
追加カード 家族カード
ETCカード

年会費は1万2,000円かかるが、世界中の空港ラウンジが利用できるラウンジ・キーの年会費が無料など、プラチナグレードのサービス・優待を受けられる。

「TRUST CLUB ワールドカード」の審査基準――年収400万円以上が目安

クレジットカードの審査基準は、通常は公開されていない。しかし、「TRUST CLUB ワールドカード」の公式サイトには、入会の目安として「25歳以上、年収400万円以上」と明記されているので、これが審査基準と考えていいだろう。

ただし、この条件を満たしていても勤続年数が1年未満であったり、過去にクレジットカードやカードローン、携帯電話の通信料の支払いに延滞があったりすると、審査に通りにくくなる。

「TRUST CLUB ワールドカード」のステータス性――ゴールドとプラチナの中間

三井住友トラストクラブが発行するクレジットカードは、VISAとMastercardに大別できる。Mastercard系には、年会費の安い順に以下のラインナップがある。

  • TRUST CLUB プラチナマスターカード
  • TRUST CLUB ワールドカード
  • TRUST CLUB ワールドエリートカード

    「TRUST CLUB プラチナマスターカード」については、プラチナという名称が付いているものの、実際は一部を除いてゴールドランク相当の特典・サービス内容だ。「TRUST CLUB ワールドカード」はゴールドとプラチナグレードの中間、「TRUST CLUB ワールドエリートカード」はプラチナからブラックカード相当のスペックと考えればいいだろう。

    参考までに、「TRUST CLUB プラチナマスターカード」と「TRUST CLUB ワールドカード」を比較してみよう。
     

カード名称 TRUST CLUB
ワールドカード
TRUST CLUB
プラチナマスターカード
年会費 1万2,000円(税別) 3,000円(税別)
通常ポイント付与率 100円につき3ポイント 100円につき2ポイント
空港
ラウンジサービス
国内31空港
ハワイ・ホノルル+
韓国・仁川
ラウンジ・キー
年会費無料
国内30空港
Mastercard
「Taste of Premium」
適用 適用
(適用外のサービスあり)
海外・国内旅行傷害保険 最高7,000万円 最高3,000万円
ショッピング保険 年間500万円限度 年間50万円限度
キャンセル
プロテクション
年間10万円限度 なし

次からは、このクレジットカードのメリットを紹介していく。

3,メリット1,国内空港ラウンジ無料利用&「ラウンジ・キー」年会費が無料

このカードには空港ラウンジサービスが付帯しており、国内主要31空港ラウンジと韓国・仁川、ハワイ・ホノルルの空港ラウンジを無料で利用できる。

さらに、世界1,000ヵ所以上のラウンジを利用できる「ラウンジ・キー」の年会費が無料となる。1回の利用ごとに32米ドルが必要だが、利用料金を支払えば同伴者も一緒に利用できる。

4,メリット2, コース料理1名分無料などMastercard優待を利用できる

空港ラウンジ利用以外にも、このカードの国際ブランド・Mastercardが上位カード向けに提供する優待サービス「Taste of Premium」を利用できるのは大きなメリットだ。以下に、主な優待を抜粋する。

【トラベル優待】
1,「国際線手荷物無料宅配」
海外旅行の出発・帰国時の手荷物を往路・復路各2個まで無料で宅配。

2,「海外用携帯電話/Wi-Fiレンタル優待サービス」
海外Wi-Fiルーターと海外携帯電話の通信料が15%オフ、海外携帯電話のレンタル料金が50%オフ。

3,「空港クローク優待サービス」
1着につき10%オフ。

4,Trip.com 特別優待
旅行予約サイト「Trip.com」が初回利用時10%オフ、2回目以降8%オフ。

5,ザ・カハラ・ホテル&リゾートMastercard限定宿泊プラン
オアフ島の「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」で特別宿泊プランが提供される。

6,海外空港送迎手配代行サービス(国際線空港~ホテル)
海外旅行先の空港からホテルまでの移動に、提携ハイヤーを予約できる。

7,るるぶモール レストラン割引優待
「るるぶモール」が厳選した全国有名レストラン約100店舗で最大20%割引のクーポンを利用できる。

8,カーシェアリング特別優待
タイムズカーシェアのカード発行手数料が0円に(通常1,550円)。月額基本料金が3ヵ月0円となる(通常1,030円)。

【グルメ・エンタテインメント優待】
1,「ダイニング by 招待日和」
全国約200店舗の有名レストランで、所定のコース料理を2名以上で予約すると1名分が無料になる。ただし、1人1ヵ月あたり2回までだ。

2,「ヘリクルーズ、歌舞伎・能手配サービス」
ヘリクルーズプログラム、歌舞伎・能のチケットの手配を行うサービス。

【ゴルフ優待】
1,「国内ゴルフ予約サービス」
全国約1,900コースのゴルフ場の予約・手配を行うほか、優待価格で利用できる約150コースのゴルフ場の案内を行う。

2,「会員制ゴルフ予約サービス」
通常はビジターだけではプレーできないメンバー限定コースを利用できる。

3,「海外有名ゴルフコース手配サービス」
海外の有名ゴルフ場を手配(宿泊をセットにした場合のみ対象)。

4.「楽天スポニチゴルファーズ倶楽部特別入会」
全国で約140のメンバーシップコースの予約ができる同会に特別年会費で入会できる。

「国際線手荷物無料宅配」や「ダイニング by 招待日和」は、プラチナ相当のサービスと言っていいだろう。

5,メリット3,ユニークな付帯保険 国内旅行保険にも家族特約が付帯

「TRUST CLUB ワールドカード」には、海外・国内旅行保険やショッピング保険、キャンセルプロテクションが付帯する。

旅行保険は最高7,000万円

旅行傷害保険の補償金額は、海外・国内とも最高7,000万円。これは1万2,000円(税別)の年会費相応か、それ以上の補償金額と言っていいだろう。なお国内旅行傷害保険には、家族カードを持たない家族にも保険が適用される「家族特約」が付く。国内旅行傷害保険に家族特約がつくものは、他社クレジットカードの保険ではあまり見られない。

ただし海外・国内とも、旅行代金をカードで決済した場合にのみ保険が付帯する「利用付帯」だ。また、海外旅行傷害保険の傷害・疾病治療費用の補償金額が比較的低い点に注意したい。

海外旅行傷害保険(利用付帯)

保険項目 補償金額
(本会員・家族会員)
傷害死亡・後遺障害 最高7,000万円
傷害・疾病治療費用 200万円
賠償責任 3,000万円
携行品損害 30万円
救援者費用 100万円

国内旅行傷害保険(利用付帯)

保険項目 補償金額
(本会員・家族会員)
補償金額
(家族特約対象者)
傷害死亡・後遺障害 最高7,000万円 最高1,000万円

ショッピング保険は年間500万円

カードで購入した商品が購入より90日以内に、破損・盗難・火災などの偶然の事故で損害をこうむった場合に、年間500万円を限度として補償する(自己負担額:1品につき1万円)。

キャンセル プロテクションは3万円または10万円

このカードで支払った旅行などのイベントが入院や通院などの理由でキャンセルになった場合、キャンセル費用が補償される。年間の補償限度額は、キャンセル事由により3万円または10万円だ(自己負担額:1回につき1,000円もしくはキャンセル費用の10%のいずれか高いほうの金額)。

6,「TRUST CLUB ワールドカード」のポイントサービス、還元率

ここからは、クレジットカードを選ぶ際に注目したいポイントサービスと、還元率について詳しく見ていこう。

貯まるポイントと還元率――還元率は0.75%

貯まるポイントは、「TRUST CLUB リワードポイント」。クレジット支払い100円につき3ポイント(最大0.75円相当)が貯まるので、ポイント還元率は0.75%と考えていいだろう。なお、このポイントには有効期限がない。

ポイントの交換対象――年会費への充当がお得

ポイントは賞品に交換できるほか、各社ギフト券・商品券、他社ポイント、マイルなどに交換できる。また、キャッシュバックとしてカード利用代金の支払いに充当したり、次年度の年会費に充てたりすることもできる。ポイントの交換対象と必要ポイント数は、以下のとおり。
 

交換対象・利用対象 交換ポイント数・金額 必要ポイント数
Amazonギフト券 2,000円分 8,000P
スターバックスカード チャージ
Tポイント 1,000P 4,000P
楽天スーパーポイント
JCBギフトカード 5,000円分 2万P
びゅう商品券
HIS商品券SKY
JTB旅行券
スターバックスカード
キャッシュバック 2,000円分 2,000円分 8,000P
TRUST CLUB ワールドカード
年会費充当
1万2,000円分 3万2,000P

ポイントを次年度年会費に充てた場合は、交換レートが1ポイント→約0.4円相当となり、ポイント還元率換算で約1.24%となる。ポイントをお得に使うことを第一に考えるなら、次年度の年会費への充当を優先するといいだろう。

ポイントアップの方法――年間利用額ごとの加算とモール利用

ポイントアップの方法は、以下の2つだ。

・ボーナスリワードプログラム
年間利用額に応じて、翌年ボーナスポイントが加算される仕組みが用意されている。
 

年間利用額 翌年ポイント加算数
50万円以上 2,500P
100万円以上 6,000P

・TRUST CLUB ポイントモール
ポイントサイト「TRUST CLUB ポイントモール」を経由してネットショッピングをすると、クレジット利用ポイントのほかに、ショップごとに設定された倍率で「TRUST CLUB リワードポイント」が付与される。この場合、ポイント付与だけでなくキャッシュバックも選択できる。

対象サイトには、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Apple公式サイト、じゃらん、JTB、エクスペディア、セブンネットショッピングなど、多種多様なショップ・モールが含まれる。

7,「TRUST CLUB ワールドカード」の2つのデメリット 還元率や保険の治療費用が低い

一般的なゴールドカードに近い年会費にもかかわらず、一部プラチナカード相当の特典・サービスが提供される「TRUST CLUB ワールドカード」だが、いくつかのデメリットがある。

デメリット1,通常ポイント還元率がそう高くはない

最近では、ポイント還元率1%のクレジットカードも珍しくなくなった。それを考えると0.75%の通常ポイント還元率は高いとは言えず、やや魅力に欠ける。

デメリット2,旅行傷害保険の治療費用補償額が比較的低い

海外旅行傷害保険の治療費用補償額が、比較的低いこともデメリットとして認識しておきたい。一方で傷害死亡・後遺障害の保険金は最高7,000万円と、他のクレジットカードに比べて高い。

海外旅行時は利用付帯となるこのカードで旅行代金を決済し、海外旅行傷害保険が自動付帯(旅行代金をカードで決済したかどうかにかかわらず付帯)するクレジットカードを持っておくと、治療費用補償額を上乗せすることができる。

8,「TRUST CLUB ワールドカード」はどんな人におすすめ?

「TRUST CLUB ワールドカード」は、どんな人がお得に使えるカードだろうか?トラベル特典が充実しているクレジットカードなので、旅行が多い人にはおすすめだ。空港ラウンジサービスの特徴から考えて、国内便の利用が多い人はよりお得感があるだろう。

年会費を考えると十分なスペックを持つカードだが、前述のとおり海外旅行傷害保険の治療費用補償額が比較的低いので、他社カードと上手く組み合わせる必要があるだろう。

文・モリソウイチロウ(ライター)
 

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