【原因別】「Googleアカウント/Gmail」を復元できない時の解決策は?

ここまでは、削除したGoogleアカウント/Gmailの復元方法について解説した。しかし、Googleアカウント/Gmailを復元しようとしてもできないときがある。そこでここでは、Googleアカウント/Gmailを復元できない場合の解決方法について解説していく。

・【原因①】メールアドレスを忘れた場合

メールアドレスを忘れてしまった場合、削除したGoogleアカウント/Gmailを復元できない原因となる。そもそも、Googleアカウント/Gmailを復元するには、メールアドレスが必ず必要になる。よって、メールアドレスを忘れてしまって復元できない場合は、携帯端末に残された履歴から確認する方法がある。

携帯端末に残された履歴を確認する方法は、「設定」→「パスワード」→「google.com」をタップする。

削除した「Googleアカウント/Gmail」を復元させるにはどうしたらいい?
そうすると、上の画面のようにメールアドレスを確認できる(画像=『オトナライフ』より 引用)

また、Googleアカウントを復元する際、メールアドレスを入力する画面で、「メールアドレスを忘れた場合」という項目がある。そこをクリックすれば、Googleアカウントのメールアドレスが検索できるため、すぐにメールアドレスを確認できるようになっているが、削除したGoogleアカウントのメールアドレスは検索できないため、「アカウントが見つかりません」というエラーメッセージが表示されてしまう。

よって、削除したGoogleアカウント/Gmailのメールアドレスを確認するには、携帯端末に残された履歴から確認するしか方法がないので注意するようにしよう。

【原因②】パスワードを忘れた場合

パスワードを忘れてしまった場合、削除したGoogleアカウント/Gmailを復元できない原因となる。Googleアカウント/Gmailを復元するには、メールアドレスと同様にパスワードが必要になる。そして、入力したパスワードが間違っている場合や「別の方法を試す」をクリックすると、「この質問により、アカウントがご自身のものであることを証明できます」というメッセージが表示される。

これは、Googleアカウント/Gmailに登録している電話番号宛に届く確認コードを答えるというものだ。確認コードを答えることで、アカウントが本人なのかを確認する方法になっている。そして、「確認コード」を入力し、アカウントの確認ができれば、パスワードの再設定とともにGoogleアカウント/Gmailの復元ができる。

パスワードを再設定して復元しようとするときの注意点として、認証コードなどの質問に対しては、必ず答えるにしよう。Googleアカウント/Gmailを復元する際、パスワードを入力する画面で、「別の方法を試す」を何回もクリックして、認証コードなどの質問に対して答えずにスキップし過ぎると、アカウントの本人確認ができないと判断されてしまい、「ログインできませんでした」というメッセージが表示されてGoogleアカウント/Gmailの復元ができなくなってしまうことがある。

よって、認証コードなどの質問に対しては、必ず答えるようにしよう。また、Googleのヘルプページには、Googleアカウント/Gmailの復元のポイントについて以下のように紹介されているので参考にして欲しい。

●「ログインできませんでした」というエラーメッセージが表示されても、Googleアカウント/Gmailの復元を繰り返し試してみる
●可能な限り多くの質問に答える
●普段利用している端末や場所からアクセスする
●パスワード/セキュリティ保護用の質問に正確に答える
●アカウントに関連付けているメールアドレスを入力してみる
●役に立ちそうな情報を入力してみる

また、パスワードを忘れてしまってGoogleアカウント/Gmailが復元できない場合は、携帯端末に残された履歴からも確認できるようになっている。携帯端末に残された履歴を確認する方法は、「設定」→「パスワード」→「google.com」をタップする。そうすれば、Googleアカウントのパスワードを確認できる。

【原因③】Googleアカウントにログインできない場合

Googleアカウントにログインできない場合、削除したGoogleアカウント/Gmailを復元できない原因となる。Googleアカウント/Gmailを復元する際に、「Googleアカウントにログインできない:Cookieの削除」というメッセージが表示された場合は、ブラウザのキャッシュデータとCookieを削除しなければならない。

キャッシュとは、携帯端末やPCでインターネットを利用した際に、一度閲覧したサイトなどのデータを、携帯端末・PC本体に記憶させる機能のことである。データを記憶させることで、再度開いた際にスムーズにサイトを閲覧することができるようになっている。インターネットを利用する上で重要な機能になっているが、キャッシュデータが溜まりすぎているとGoogleアカウント/Gmailにログインできない原因になってしまうのだ。

また、CookieとはSNSなどのログイン情報を端末に保存する機能のことである。例えば、SNSなどでIDやパスワードを入力してログインすると、2回目以降からID/パスワードを入力しなくてもログインできる。このようにCookieのおかげで、スムーズにログインできるのだ。しかし、キャッシュデータと同様に保存情報が多くなり過ぎると、Googleアカウント/Gmailにログインできない原因になってしまう。

よって、キャッシュデータとCookieの削除をしなければならないのだ。ブラウザのキャッシュデータとCookieを削除する方法は、Google Chromeであれば、画面右下にある「・・・」→「履歴」→「閲覧履歴データを削除」をタップする。

削除した「Googleアカウント/Gmail」を復元させるにはどうしたらいい?
「Cookie、サイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて、「閲覧履歴データの削除」をタップする(画像=『オトナライフ』より 引用)

ブラウザのキャッシュデータとCookieを削除できたら、再度Googleアカウント/Gmailの復元を試してみよう。

【原因④】認証コードが届かない場合

認証コードが届かない場合、削除したGoogleアカウント/Gmailを復元できない原因となる。入力したパスワードが間違っている場合や「別の方法を試す」をクリックすると、「この質問により、アカウントがご自身のものであることを証明できます」というメッセージが表示される。

そして、Googleアカウント/Gmailに登録している電話番号宛に届く確認コードを答えることで、Googleアカウント/Gmailの復元ができる。しかし、この認証コードが届かない場合がある。

それは、メールアドレス宛に届かない場合と、電話番号宛に届かない場合の2つがある。まず、メールアドレス宛に届かない場合は、通信に一時的なエラーが生じているためにメッセージの配信が遅れている可能性がある。そのため、メッセージの配信が遅れている場合は、メッセージが届くまでしばらく待つようにしよう。

どうしてもメールアドレス宛にメッセージが届かない場合は、認証コードの送信先を「電話番号」宛に変更してみよう。また、電話番号宛に届かない場合は、「この電話番号は確認に使用できません」というエラーメッセージが表示される。Googleアカウントでは、1つの電話番号で作成できるGoogleアカウントの作成数に制限を設けている。

これは、Googleアカウント/Gmailの不正使用を防ぐために設けられた制限になっている。よって、同じ電話番号で何回もGoogleアカウント/Gmailを作成している場合は、エラーメッセージが表示されて認証コードが届かないのだ。従って、エラーメッセージが表示された場合は、メッセージを受け取ることができる別の電話番号を用意する必要がある。そして、別の電話番号を利用して削除したGoogleアカウント/Gmailの復元をしてみよう。

【原因⑤】アカウント削除から一定の期間が経過している場合

アカウント削除から一定の期間が経過していると削除したGoogleアカウント/Gmailを復元できない原因となる。Googleアカウント/Gmailの復元ができるのは、アカウント削除から一定の期間内だけになっている。

そのため、Googleアカウント/Gmailを削除してから1ヶ月以上経過している場合は、完全にアカウントが削除された状態になっているため、Googleアカウント/Gmailを復元できないのだ。Googleアカウントは、アカウント削除をしても、一定期間は完全には削除されていない。

そして、この一定期間がどれくらいなのかは、明確には分かっていない。Googleのサポートページでは、具体的な日数は記載されていないが、目安としては3週間以内であればGoogleアカウント/Gmailを復元できるだろう。

※サムネイル画像(Image:nikkimeel / Shutterstock.com)

(文=オトナライフ編集部)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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