冷蔵庫に霜ができて、どうやって取り除いたら良いのか悩んでいる方もいるでしょう。霜が分厚いと、手でかき出すわけにもいきません。そこで今回は、冷蔵庫に霜ができる原因と霜取りの方法、その裏技などについてご紹介します。ぜひ参考にして、冷蔵庫をすっきりとさせてみましょう。

目次
冷蔵庫の霜の原因とは?
冷蔵庫の霜取りの方法

冷蔵庫の霜の原因とは?

冷蔵庫の霜の原因とは?簡単な霜取り方法をご紹介!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

冷蔵庫の奥にびしっと霜が張り付いているのを見ると、思わずため息をつきたくなるでしょう。霜の原因は主に四つ考えられます。まず一つ目は結露によるものです。冷凍庫の扉を開閉したときに、庫内と外気温の差により庫内の内壁に結露が発生し、この結露によってできた水滴が固まって霜になります。

二つ目の原因としては、庫内を冷やすために設置されている冷風出口がホコリや汚れなどでふさがっていることが考えられます。ここが詰まっていると急速に冷凍できなくなり、結露ができて霜になるのです。

三つ目の原因としては冷気を密閉するためのゴムパッキンが劣化して歪んだり割れたりしているケースが考えられます。ゴムパッキンが冷気を守れずにいると、ここから冷気が逃げて結露ができやすくなります。

四つ目の原因としては冷蔵庫本体の性能の低下です。冷蔵庫にも耐用年数があるので、これを過ぎると自動霜取り機能が弱ってしまい、霜ができやすくなります。完全に壊れないうちに買い替えをした方がよいでしょう。

霜取りが必要なわけ

冷蔵庫の霜の原因とは?簡単な霜取り方法をご紹介!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

霜がついたままの状態でも冷蔵庫は機能していますが、やはり気が付いたときに霜取りをした方が無難です。そのままの状態で放置しておくと、霜が冷気をブロックして中に入れた食品が冷えにくくなってしまいます。

さらに霜の厚みが増してくると庫内の収納スペースを占領するので、食品が入れにくくなります。さらに霜が扉のパッキンにはりついてしまい、扉が開けにくくなるといった事態も起こりやすくなるでしょう。開かないからと言って力いっぱい引っ張ると引き出しや扉などのパーツが破損する可能性もあります。

こういったトラブルを避けるためにも、霜に気が付いたらできるだけ早いうちに手を打つようにして下さい。

霜取り機能がない冷蔵庫とは?

冷蔵庫の霜の原因とは?簡単な霜取り方法をご紹介!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

一般的にほとんどの冷蔵庫には霜取り機能が付いていますが、一人暮らし用の小さな冷蔵庫や旧式の冷蔵庫には、霜取り機能が付いていなかったり、たとえついていても正常に機能せずに霜がついてしまったりということもよくあります。リサイクルショップなどで中古の冷蔵庫を買う時はよく注意するようにしましょう。

冷蔵庫の霜取りの方法

冷蔵庫の霜の原因とは?簡単な霜取り方法をご紹介!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

冷蔵庫の霜取りと言っても、どのように始めたらよいのか迷う方も多いはずです。ここで冷蔵庫の霜取りに必要な準備やその手順などについてご紹介します。参考にしてみて下さい。

霜取りに必要な準備

冷蔵庫の霜の原因とは?簡単な霜取り方法をご紹介!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

霜取りを実際に始める前に、作業に必要な道具を揃えてみましょう。まず、タオル数枚を用意します。サイズはフェイスタオルぐらいが使いやすいでしょう。次に冷蔵庫の中にある物を一時的に保管するためのクーラーボックスが必要です。最後にプラスチック製もしくは木製のへらを用意して下さい。金属製だと冷蔵庫を傷めてしまうので注意しましょう。

冷蔵庫の霜取りの手順

冷蔵庫の霜の原因とは?簡単な霜取り方法をご紹介!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

霜取りの手順ですが、まず溶けた霜で冷蔵庫の床周りが湿ってしまうのでタオルを敷き詰めましょう。次に冷蔵庫の中にある食品をすべて取り出し、クーラーボックスへ入れます。

次に霜を溶かすために冷蔵庫の電源を切ります。もし「霜取りモード」があればそれを使うのも一案です。冷蔵庫の扉を開けたままの状態でしばらく放置します。

溶けてきたらタオルや乾いた布巾などで水分を拭きとります。もし大きな霜の塊がなかなか溶けないようであれば、へらを使って取りましょう。この時、霜の塊の下の方にへらをねじ込むようにして、決して冷蔵庫本体を叩いたり引っかいたりしないように心掛けて下さい。