アップルが先進的なのはデザインだけでないことが改めて証明された。というのも、とあるユーザーがアップルストアを訪れた際に、視覚障がいのあるスタッフに応対してもらったところ、目が見えないということを感じさせないスムーズさで受け渡しまで完了してもらったというのだ。
私たちは普段、ちょっと目を閉じて歩くだけでもまっすぐに歩けず苦労するというのに、アップルでは視覚障がいのスタッフもしっかりと働ける体制が整えられているようだ。
アップルストアで目の不自由なスタッフの応対を受けた人の発言が話題に

今回、視覚障がいのあるスタッフの応対のクオリティに言及したのは川尻 大介(@jiricom2)さん。川尻さんは12月9日、「昨日アップルストアで応対して下さったスタッフが目の見えない方だった」と、アップルストアを訪れた際のエピソードを投稿した。
それによれば川尻さんの応対を担当したスタッフは、インカム(音声)と連動しているのか非常にスムーズな手つきでiPhoneを操作し、受取り商品の確認や事前決済のフィニッシュ、受け渡しまでを自然な流れでこなしたのだという。川尻さんはこのことに非常に驚き、「アップルは進んでいる」と感じたと語る。
さらに最初のツイートに紐づけるかたちで、計10ツイート感想を投稿。そのスタッフは川尻さんからの質問にも即座に回答していたといい、他のスタッフと同様にシステムに精通していることや、視覚障がいを持ちながら店頭に立つために相当のトレーニングを積んだであろうこと。
そして、それをサポートできるシステム・環境を作り上げたアップルに対して、非常に感銘を受けていたのだった。
アップルの企業体質にネットからも賞賛の嵐

そんなダイバーシティに配慮した雇用を実現するアップルに対し、ネット上からも川尻さん同様に感嘆する声が続出している。「どんな人にも未来が広がる。障がいは、広がる可能性なんだ」「ハンディキャップがあっても可能にする技術、そして技術で可能にするための努力がすごい」「社会を優しくするビジネスや真のブランディングとはこういうことだと思う」など、アップルや今回のスタッフに対する様々な賞賛が後を絶たなかった。
さらには「気づきの多いコミュニケーションだなと羨ましく思う」といった川尻さんの経験をうらやましく思うユーザーや、「実際にどうやって操作されているのか、どうやってお仕事されているのか、どういうサポートがあるのか、すごく知りたい」と、目が不自由でも一緒に働ける環境をどのように作り上げたのかに興味を示す声も聞こえてきた。
また、「マッキントッシュの開発の時、スタッフにボールペン咥えさせて、それだけで操作できるようにって開発させたんだっけか」「『色々な人がなんの不自由もなく使える』というのが創立時からのアップルが見つめてる未来だからな」と、アップルが創業当時から「誰にでもできる」ことを重要視していたことを語る声も挙がっている。
近年SDGsなどの影響でダイバーシティを意識しはじめた企業は多いかもしれないが、アップルはずっと昔から注力してきているのだろう。付け焼き刃でなく、企業に根付いているからこそ、こうして人の心を打つ企業であり続けることができるのだ。日本の企業も、うわべだけでなく企業の体質から見習ってみるべきではないだろうか。
参照元:昨日アップルストアで応対して下さったスタッフが目の見えない方だった。さすがにアップルは進んでいるなぁとその時は思ったのだが【川尻 大介(@jiricom2)さん】
※サムネイル画像(Image:nui7711 / Shutterstock.com)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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