日の光や蛍光灯、LEDで動き続ける安定性や時刻の正確さから、年々注目度を高めているソーラー電波時計。アウトドアの愛好家はもちろん、仕事のデキるビジネスマンからも人気を博しています。
このページでは、ソーラー電波時計の特徴やメリットを解説。さらにおすすめの機種をピックアップして紹介します。
ソーラー電波時計のメリット
標準時刻の電波を受信して時刻を自動調整
ソーラー電波時計のメリットの一つが、電波を受信することで時刻を自動で修正してくれるという点。国内2ヶ所から発信される電波を受信し、街中はもちろん山や川にいても標準時刻を表示します。
モデルにもよりますが、ソーラー電波時計は夜間に1〜2回程度電波を受信して誤差を修正します。機械式時計はもちろん、精度の高いクォーツ時計でも少なからずズレは生じるもの。ところが常に時間を修正するソーラー電波時計は、ほとんど誤差が出ません。
中には国内の時刻だけでなく、海外滞在時にも時刻を自動で合わせるモデルも。現地の電波を受信してその国の標準時刻を表示するため、海外旅行や出張時に重宝します。
国内のみに対応しているソーラー電波時計の場合も、もちろん海外で使用可能です。海外滞在時は電波受信を切っておいて手動で時刻を合わせておけば、海外旅行中にも使用できます。
光で駆動するためバッテリーを気にせず動き続ける
ソーラー電波時計、名前のとおり太陽や光のエネルギーを変換して駆動します。そのため、電池交換の手間や費用がかからいのが大きなメリットです。
クォーツ時計の場合、2年前後で電池切れになって交換が必要になるのが一般的。半永久的に動くとされる機械式時計も、数年周期でオーバーオール(時計屋での点検)が必要で、2〜5万円前後のお金がかかります。太陽光で動くソーラー電波時計は、こういった電池切れに悩まされることはないでしょう。
また、太陽電池と聞くと「暗い場所では動かないの?」という疑問を抱きがちですが、その心配はありません。ソーラー電波時計は「二次電池」という電池を備えており、取り込んだ光を蓄電することができます。
二次電池があるため暗所でも問題なく駆動しますが、蓄電した動力は徐々に衰えていきます。ただし光に当てると再び蓄光するので問題ありません。安心して常に駆動させるためにも、普段収納するときは机の引き出しなどではなく、光の当たる場所で保管するのが理想です。
注意点としては、スマホやノートPCのバッテリーと同じくソーラー電波時計の二次電池も経年使用とともに衰えていくという点です。内部に溜まったゴミを分解清掃したり時計店でメンテナンスすることで再び使えるようになります。
ソーラー電波時計を発売している代表的ブランド
セイコー
日本国内はもちろん、世界的にも絶大な人気を誇るセイコー。1970年代にクォーツ式時計で革命を起こしたメーカーだけあって、最先端技術のソーラー電波時計に関しても世界を牽引しています。
機能の安定性はもちろん、デザインも見事なもの。ソーラー電波時計と言えばアウトドア志向なものやスポーティなデザインのものが多いですが、セイコーのソーラー電波時計はビジネスでも使えるようなクラシックなデザインが特徴です。
ソーラー電波時計としての機能はもちろんのこと、視認性や実用性といった時計に本来必要な要素をしっかり押さえているのが世界トップレベルの時計メーカーたる由縁です。
カシオ
Gショックで名を馳せるカシオ。ソーラー電波時計においても、スポーツで使えるようなタフさが強みです。
耐久性の高さに加え、男らしいパワフルなデザインも魅力。また、10気圧防水に対応するソーラークロノグラフシリーズのような、幅広いシーンに使えるソーラー電波時計を手がけています。
ラドウェザー
ラドウェザーは、2009年にアメリカと日本で共同開発されたアウトドアブランド。あらゆるシーンに溶け込む先進的なデザインとリーズナブルな価格で、アウトドアにあらたなトレンドを吹き込みました。
ラドウェザーのソーラー電波時計はアウトドアやランニング、登山などで真価を発揮します。電波も日本国内だけでなく、モデルによっては世界5カ国から受信。ワールドタイム機能など、グローバルに愛用できるワールドタイム機能を展開しています。