
日本フットボールリーグ(JFL)に所属する鈴鹿ポイントゲッターズの元執行役員である塩見大輔氏は、所属選手が持続化給付金の不正受給という犯罪を犯していたことをSNSを通じて明かした。
同氏は今月10日にSNSで「鈴鹿ポイントゲッターズの選手、スタッフ、そこで関わった人との全ての連絡をやめます。 そして、明日から鈴鹿の今までしてきた事を公表していきます。サッカーに不正はあってはいけない。三浦知良選手をここに入れてはいけない。 誰が悪いかはっきりさせましょう」と投稿。クラブ内部での不正を公にする姿勢を打ち出したことで波紋を呼ぶと、八百長のひとつである「敗退行為」の指示があったことをはじめ、複数の事案について内部告発を行っている。
その中、塩見大輔氏は12日午後、「持続化給付金集団詐欺事件」についてSNSに投稿。同氏の説明によると、鈴鹿ポイントゲッターズ所属選手から「給料を1ヶ月貰ってない事にして、100万円の持続化給付金を受け取れませんか?」と相談を持ち掛けられたとのこと。これに対して、塩見大輔氏は「まともに申告が出来る選手が居れば手伝う」という条件付きで拒否している。
すると、当該選手が吉田雅一代表取締役社長に持続化給付金を受給について相談を持ち掛けると、吉田雅一氏と西岡保之会長の話し合いの末に了承される。そして塩見大輔氏は複数名の選手から「やはり悪いことをした」という申し出を受けて、持続化給付金の不正受給が実際に行われていたことを把握した。
この持続化給付金の不正受給について、塩見大輔氏は西岡保之会長、吉田雅一社長、そして最初に相談を持ち掛けてきた選手に対して「絶対にゆるさない」とSNSを通じて憤りをあらわにしている。
持続化給付金の不正受給は犯罪行為であるだけに、今もなお国民からの関心は高い。塩見大輔氏の投稿の真偽は不明であるものの、今後鈴鹿ポイントゲッターズがどのような対応をとるのか注目が集まる。
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