IT企業という単語は聞いたことがあるけれど、いまいちどんな仕事なのか把握していない方も少なくありません。転職サイトなどでも良く見るIT企業とはどんな仕事内容なのでしょうか。

未経験でもできるのか、どのような職種があるのか、こちらの記事ではIT企業の種類や仕事内容、職種などをまとめてみました。IT企業に関心のある方もチェックしてみましょう。

目次
IT企業の種類や仕事内容とは?
IT企業にはどんな職種がある?

IT企業の種類や仕事内容とは?

【IT企業】とは?企業の種類や職種について詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

IT企業といってもその種類や仕事内容はそれぞれに異なります。大まかな仕事としてはパソコンを用いたネットワーク関連の仕事です。

そのなかでも種類や作業内容に違いがあり、実際に仕事を選ぶ際には中身を知っておかなければ自分のやりたい仕事に繋がりません。まずはIT企業の種類と各業界の仕事内容を把握してみましょう。

ソフトウェア業界

【IT企業】とは?企業の種類や職種について詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

IT企業のなかでソフトウェアを扱う業界はプログラム要素が強く、主にWEBサイトやアプリ、全システム統括ソフトウェアのオペレーションシステムなどを作り上げる仕事になります。

顧客情報や勤怠管理・在庫管理など様々な情報管理のソフトからモバイル系のソフトウェア開発がメインとなり、他にも文字入力や図表などのソフト等、普段から利用しているインストールソフトウェアなどの開発にも携わります。

ハードウェア業界

【IT企業】とは?企業の種類や職種について詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

スマホやゲーム機、家電からコンピューター、モニターやキーボード、マウス等のパソコン周辺機器などの電子機器の企画、設計、開発を行うのがハードウェア業界です。代表的な企業としてはApple社やIBM、パナソニック、NEC、ソニーなど、大手企業の名前が挙がります。

ソフトウェア業界との違いは実際には目にすることのないプログラムを組み立てるのがソフトウェアで、パソコン周辺機器や家電など目に見えるものを作り上げるのがハードウェア業界になります。

情報サービス業界

【IT企業】とは?企業の種類や職種について詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

ソフトウェア・ハードウェア業界は企業・個人共に利用頻度の高いものに関連していますが、情報サービス(情報処理)業界は企業向けがメインとなっています。

各企業の業務に合わせた情報や抱えている課題を収集し、必要に応じたシステムの設計や開発を行います。すでにある既存ソフトウェアを利用したデータ分析や改善だけでなく、企業からの依頼によって新たなソフトウェアを開発する場合もあります。

企画・開発後も運用に携わり、時には業務や組織マネジメントを改善するためのコンサルティングに関わることもあります。

Webサービス業界

【IT企業】とは?企業の種類や職種について詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

インターネット上に提供されるサービスを行っているのがWebサービス業界です。スマホやパソコンなどにインストールするソフトウェアとは異なり、Webサービス業界はインターネットが接続できる環境であれば誰でも利用できる機能、TwitterやInstagramなどのSNSからGoogleやYahoo!といった検索エンジン、Web広告等が当てはまります。

このようなWebサービスやサイトの制作や運営など、インターネットブラウザ全般に関わる業務になります。

IT企業にはどんな職種がある?

【IT企業】とは?企業の種類や職種について詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

IT企業はソフトウェアやハードウェア、情報サービス、Webサービスといった複数の種類が存在しますが、どんな職種があるのでしょうか。

一般的に各業務それぞれに担う仕事内容がありますが、技術の進化や環境の変化に伴いスピーディーな対応が望まれるため、区分・分類が曖昧になっている部分もあります。

IT企業の職種①システムエンジニア

【IT企業】とは?企業の種類や職種について詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

パソコンを使いプログラミングを行う印象の強いシステムエンジニア・SEですが、実はその前段階であるシステム設計がメインとなっています。企業からの要望を聞き、それに応じたシステムを設計、実装します。

システム設計を行う際には提示された課題をヒアリングして分析、ニーズに沿ったシステムを設計するだけでなく、それに必要な人員や予算を算出しなければなりません。

IT企業の職種②ネットワークエンジニア

【IT企業】とは?企業の種類や職種について詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

ネットワークシステムの設計や初期設定、テストなどの構築から運用、セキュリティを担うのがネットワークエンジニアです。

パソコンを利用してデータの送受信を円滑に進めるための環境を作り上げ、守ることがネットワークエンジニアに任されている任務です。

システム構築後の設定や構成変更も行い、トラブル発生時にはその原因を突き止めて解決する必要もあります。

IT企業の職種③ITコンサルタント

【IT企業】とは?企業の種類や職種について詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

クライアントからの相談を受け、その課題や解決策を提案するのがコンサルタントですが、ITコンサルタントはIT関連に特化した業務で、システム改修や業務改善の提案、新たなシステム導入の支援など、ITに関わるすべてにアドバイスを行います。

システム設計や改修などを担うシステムエンジニアと異なる点は、プログラミングの前段階であるシステム構築を行うシステムエンジニアに対して、ITコンサルタントは経営や企業の課題・問題を解決する、ユーザー側の立場、クライアント視点で行動します。

IT企業の職種④セキュリティエンジニア

【IT企業】とは?企業の種類や職種について詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

セキュリティエンジニアはその名称からも把握できるように、コンピューター関連のセキュリティに特化した業務を行います。サーバー保守のためのシステム設計や運用、サイバー攻撃に対する対策などから、セキュリティ強化システムの構築・実装などです。

システム内の脆弱性を早期発見・対策や障害が起こった際のメンテナンスなども含まれます。

コンピューターを扱う業務にとっては必要不可欠な存在で、企業内の機密情報や個人情報に触れることも少なくないため、社外だけでなく社内での情報漏えい対策を徹底することが重要となります。

IT企業の職種⑤Webマーケティング

【IT企業】とは?企業の種類や職種について詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

Webマーケティングはネット上でデータ収集を行い、分析してそれに必要な対策を施します。より多くの集客を求めるためのSEO対策やWeb広告、SNSの運用を行い、集客をアップするだけでなく、それらに掛かるコストダウンを図るようにします。

主にサイト上に掲載される商品やサービスを購入してもらう、ブロクやサイト閲覧数を伸ばすためのデータを集め、サイト上に訪れる人を増やして集客・販売実績をアップさせるための仕組みを作り上げます。

IT企業の職種⑥プログラマー

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(画像=『工具男子』より引用)

上記に紹介したシステムエンジニアが構築したシステムを、設計通りに作動させるためのプログラミングを行うのがプログラマーです。

プログラミングに必要な専用言語を操り、動作に必要なそれぞれの作業を順序よく組み立て、システム設計に基づいたプログラミングを行います。

また、プログラミングを行う中で発生したバグを見つけた場合には、システムエンジニアと連携して修正する場合もあります。IT企業で仕事を行うときは、まずこのプログラマーから始まり、後にエンジニアになることが一般的です。

IT企業の職種⑦Webデザイナー

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(画像=『工具男子』より引用)

Webデザイナーはクライアントから依頼を受け、サイト上のデザインを行います。企業だけでなく個人依頼もあり、全体の構成やレイアウトデザインがメインとなり、画像の加工やイラスト作成、配色からロゴデザインなどの提案からサイトのデザインを作ります。

クライアントからのヒアリングからサイト・画面情報などの設計、デザイン、コーティング、プログラミング等、デザインを行うだけでなくその前後の作業もWebデザイナーの仕事内容に含まれることも少なくありません。機能性と美しさや見やすさなどはもちろん、グラフィックソフトである『Photoshop』や『Illustrator』を使用することが求められます。