広島、ノルウェー1部得点王候補へオファー!韓国クラブと争奪戦へ
(画像=サンフレッチェ広島 写真提供: Gettyimages、『Football Tribe Japan』より 引用)

 明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島は、エリテセリエン(ノルウェー1部)のリールストロムSKに所属するノルウェー代表FWトーマス・レーン・オルセン(30)の獲得に動いているようだ。10日、ノルウェーメディア『Nettavisen』が伝えている。

 身長187cmの同選手は、ノルウェー国内の複数クラブをへて、2018年2月にリールストロムSKへ加入。移籍1年目の2018シーズンにリーグ戦30試合中29試合で先発出場して12ゴールをマークすると、翌2019シーズン以降も不動のストライカーとして君臨。昨季からゲームキャプテンを務める中、今季はここまでリーグ戦29試合中28試合でスタメンに抜てきされており、26ゴールとリーグ得点ランキングでトップに立っている。

 そんなオルセンは、リールストロムSKとの現行契約が来年12月に満了を迎える。その中、『Nettavisen』の報道によると、サンフレッチェ広島とKリーグ1(韓国1部)の蔚山現代が同選手獲得にむけて移籍金400万ノルウェー・クローネ(約5100万円)によるオファーを提示したものの、リールストロムSKは却下。ただ、サンフレッチェ広島はノルウェー1部リーグ終了後に再オファーをするものとみられる。

 一方、リールストロムSKの幹部は『Nettavisen』の取材に対して「トーマスには、特にアジアやヨーロッパの一部の地域から関心が寄せられているが、具体的な事例については触れたくない。今は、シーズンを良い形で終えられるように努力し、その先に何があるかを考えるだけだ」と今月12日に控える最終節・サンデフィヨルド戦にむけて集中していることを強調している。

 くわえて「トーマスが来年だけでなく、今後数年間にわたり我々のもとでプレーすることを強く望んでいます。トーマス本人や代理人とは、彼の将来について非常に良好でオープンな議論を交わしている。彼は我々に非常に忠実で、特に(2019シーズン終了後の2部降格で)我々が落ち込んでいた時には契約を延長してくれた。降格した時に忠誠を誓ってサインを交わしてくれたことにより、彼はいろいろな意味でクラブに貢献してくれた」とコメント。今シーズン終了後に同選手の慰留に動くことを明かしている。

 なお、サンフレッチェ広島は先月25日、かつてボルシア・ドルトムントやバイエル・レバークーゼンを率いていたミヒャエル・スキッべ氏の招へいを公式発表している。欧州路線への転換を図る中、果たしてノルウェーでゴールを量産するストライカーの獲得は実現するのだろうか。

提供元・Football Tribe Japan

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